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私の「歯科医院つくり」の始め方 前半

※写真はイタリアの診療室


Q 改装の際に約立った情報は?


65% 「他の歯科医院の見学」

以下、メーカーなどの提案、ディーラーの助言、雑誌書籍、

他院の先生の助言、デンタルショーなどの展示会、等々

 →改装を前に知り合いの診療室をかたっぱしから回った。

  北は宮城の雄勝、南は福岡まで。

  フィリピンとイタリアとドイツの診療室も見せてもらった。

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※写真はミュンヘンの診療室

Q 改装の際に重視したことは?


70% 「動線」

55% 「バリアフリー」

50% 「内装の見た目の良さ」

43% 「感染予防」

以下、掃除とメンテのしやすさ、外観の見た目の良さ、耐震性さ丈夫さ、

   経済性、防犯性

 →このアンケートでは防犯性の順位が低いが、知人のSNSやもれ聞く話だと、

  空き巣や未遂をよく聞くので、改装の時に防犯カメラを導入した。

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※駐車場用防犯カメラ駐車場

 感染予防も13年時点では順位は低いが20年の現在では様々な感染症が

 蔓延しているためニーズが高まっていると思う。

 エアロサービス社の「エアロシステム」はスペースが余っている院には是非お勧めしたい。



Q 理想とする歯科医院の雰囲気は?

72% 清潔感

52% 安心感

43% 親しみやすさ

以下、明るさ、高級感、医療機関らしさ、先端的、個性的

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※天井、壁、床の造作直後

 →私が理想とする医院は本物の木を使って診療室だった。

 しかし、予算と清掃とメンテを考えて断念した。結果、下川氏(後述)

 が推薦した 床材、木目調の塩化ビニル製を採用した。

 清潔感に関しては、壁や天井を白で統一して出している。

 先輩の診療室のバックヤードにあった「清潔感をアピールするために、

 多少コストをかけてしっかり掃除をしよう」の言葉を、

 当院でも採用している。

 逆に高級感や個性的な所は意識をしていない。

 信州の大学だったので今思うと、壮大なアルプスを望むあの窓の外の

 景色は最高だったと思う。

 逆に政令指定都市のオフィス街のビル地下一階の見学させていただいた

 診療室は明るい照明や天窓で明るさを確保していたが、自分に閉塞感を

 感じた。

 私の診療室は北向きだが県道に面していて空が見えるので満足している。

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※診療室から見た空

         アンケートは「アポロニア」2013年2月号を参照。



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