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ワンピース 24巻

217話 “密航者"

アラバスタのエピローグちゃんと入れてくれるの嬉しい。蛇足と言われることもありますが、僕はちゃんとエピローグ入れてほしい派です。RPGでもラスボス撃破後にこれまで通ってきた街を見て回りたい派。
そしてロビンが仲間に。クロコダイルの側近ながら、徹底して悪役として一線を超えない言動が目立った異質な存在でしたが、読者としては当然ビビの動向の方に注目してしまうのでノーマークでしたね。リアルタイムで読んでたら絶対予想できなかったと思います。


218話 "記録指針"が丸い理由

時は少し遡り、vsクロコダイル後のロビンとコブラのやり取りへ。未だ謎が多いポーネグリフ。
ポーネグリフについてはこの後少しずつ明かされていくので理解してない読者が大半のイメージ。かくいう僕もあんまり理解してません。

再び現在に戻り、空から降ってくるガレオン船。ファンタジー色の強い空島編としてはうってつけの開幕。


219話 "サルベージ王マシラ"

空に浮かぶ海にある孤島、空島。空島というネーミングに、異様に子供心をくすぐられた記憶があります。改めて見ると空島って半月の形をしてるんですね。


220話 "海底散歩" 

空島へ行く手がかりを探すために沈没船を捜索。
ルフィが泳げないということもあり、海賊なのにワンピース作中で海中の描写がかなり少ないですよね。魚人島編とここぐらいなのでは。


221話 "怪物"

巨大カメを余裕で凌ぐほどの超巨大な怪物…の人影。ログポースの指針が空島に奪われて以降、奇妙なことばかり起きているため「こんな巨大怪物がいても不思議じゃないか」と思わされなくもないですが、実はこの人影が超重要な伏線に。アラバスタのラストシーン最高でしたが空島ラストシーンも秀逸で好きです。


222話 "大型ルーキー"

空島の情報を集めるため一時ジャヤに。
ジャヤってなんか南米のリゾート地みたいな雰囲気ありますよね。ディズニーランドのウエストランドエリアみたいな。
ヴァン・オーガーやバージェス、ベラミーなど長く登場することになるキャラが続々登場。処刑人ロシオとかいう海賊かませ犬すぎる。


223話 "ワタクシはこの町では決してケンカしないと誓います"

黒ひげ初登場。
まさかこんな小汚いおっさんがラスボス候補にまで上り詰めるとは…
ちゃんと(海賊として)かっこよく魅力的に見えるのが凄いです。

「3千万?!お前が…?そんなわけあるかうそつけ!」
3千万もの多額な賞金首な訳あるか、ではなく3千万程度の賞金首な訳あるかという秀逸なミスリード。自分だったら初見時に気づけたのかな。
ルフィが1億の首だとは知らずに舐めてかかるベラミー海賊団と、覇気を見ただけで3千万どころの実力ではないと察する黒ひげの対比がうまい。


224話 "夢を見るな"

空島という言葉を聞き、嘲るかのように大笑いするベラミーたち。見開きの大ゴマ大爆笑が、まるで読者すら馬鹿にされているかのよう。
空島の裏テーマは「ロマンに生きる人たち」であり、空島あるいはワンピースすら信じていないベラミー一味に対し「ケンカする価値もない」と沈黙を貫いたルフィが1話のシャンクスを彷彿とさせられます。


225話 "人の夢"

「人の夢は終わらねえ」黒ひげかっけ〜〜。
ロジャーが残した言葉「受け継がれる意志・時代のうねり・人の夢。これらは止めることのできないものだ」
"受け継がれる意志"はドラム島編にありましたが"人の夢"のサブタイトルをここで回収。
このセリフを当時ただのモブだった黒ひげに言わせるのがいい。
黒ひげの目的はまだ明らかになっていませんが、きっと彼なりの夢を追っているんでしょうね。
ベラミーたちの小物感も相待って、黒ひげから漂うただならぬ大物感。24巻目にして明らかに異質な雰囲気を持ってます。

「笑われていこうじゃねえか、高みを目指せば出す拳の見つからねえ喧嘩もあるもんだ」
これは黒ひげのセリフですが、この言葉は作者の尾田先生の言葉でもある…という都市伝説をご存知でしょうか。
超怒涛の展開が続き完璧すぎる結末で幕を下ろしたアラバスタ編が終わり、空島編に入り急にファンタジーな展開が続いたこともあり、一部読者から批判の声も上がるなどジャンプ本誌のアンケートが下降気味だった当時。「高みを目指せば出す拳の見つからねえ喧嘩もある」と言った黒ひげは尾田先生の写し鏡。
ワンピースが世間で人気絶頂だった頂上戦争編のラストに言った黒ひげのセリフは「ここから先は俺の時代だ」
ただの都市伝説、信じるか信じないかはあなた次第。


226話 "海底探索王ショウジョウ"

繋ぎ回。マシラ、ショウジョウ、クリケット。ジャヤ編のサブキャラたち顔面が濃すぎる。

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