6-3-1 ネットワーク方式

ネットワークの種類には、大きく分けてLANとWANがある。インターネット技術では、TCP/IP技術を中心に様々な方式がある。

■通信ネットワークの役割
初期のネットワークは、管理者が特定のコンピュータ同士を接続しただけのものだった。このようなネットワークを私的(プライベート)なネットワークという。それが徐々に、プライベートなネットワーク同士を接続する公共(パブリック)のネットワークへと移行していった。その大きなものが、世界中のネットワークが接続されたインターネット

■ネットワーク社会とICT
ネットワークで世界がつながり、情報が世界中に広がる現在の社会は、ネットワーク社会、または情報社会とよばれている。ネットワーク社会で使われる情報・通信技術の総称をICTといい、ネットワークを利用したITの活用はますます重要になってきている。

■ネットワークの種類と特徴
LANは、一つの施設内で用いられるネットワーク
WANは、広い範囲を結ぶネットワーク。といっても二つの違いは広さだけでなく、管理する人によって区別される。ユーザが主体となって運営・管理するのがLAN、通信業者が提供するサービスで構成されるのがWAN。
電気通信事業者が提供するサービスには、FTTHや携帯電話接続サービスなど、様々なものがある。それに加えて、インターネットサービスプロバイダが、提供するインターネット接続サービスを利用することで、インターネットに接続できるようになる。

■インターネット技術
プロトコルとは、コンピュータとコンピュータがネットワークを利用して通信するために決められた約束ごと。プロトコルをきちんと決めておくことによって、メーカやCPU,OSなどがことなるコンピュータ同士でも、同じプロトコルを使えば互いに通信することができる。
インターネットの標準であるプロトコルはTCP/IPプロトコル群といい、インターネットのデファクトスタンダードとして世界中で最も広く使われる

■クライアントとサーバ
ITサービスを実際に提供する機器のことをサーバという。そして、ITサービスを利用するためにユーザが使用するためにユーザが使用するpcなどの機器がクライアント。サーバでは、クライアントからのリクエストを受け、必要なレスポンスをかえす。

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