嫌われることについて



「嫌われても私はいい」


そう思って生きてきた。
…厳密には、20代後半からそう思って生きてきた。

「嫌われる」ことは「その人には合わなかった」と思うことにしている。
もちろん、本当に嫌われることもある。それは致し方がない。だって人間だもん笑。おっと。名言を拝借。
この「だって人間だもん」というのは至極真っ当な答えであって、それを紐解くと「人間皆違う考えで、感じ方も違う」

私を知る人からは想像がつかないかもしれなが、私は小学校から中学まで実の兄から避けられ、汚物扱いされて生きてきた。

そして中学ではいじめにあっていた。

もちろん、今は兄とも普通に話もするし、なんなら兄の転勤先にきたら泊まれ!とまで言われる仲である。
だが、小さい頃は「私は何か悪いことをしたのか?」と日々悩まされていた。
もちろん、何か悪いことをしたわけではないし、思い当たらないのだ。
そのような状況下の中、見事に、自己肯定感が低い人間性となってしまった。

小学校高学年から高校まで、本当に人の目を気にしすぎながら生きていた。

小学校では、人にそっけなくされたら「私何かした?」とすぐに人の顔色を伺い、中学では仲良しグループで仲間外れされ、しまいには私の好きな人をバラされてしまう。学年が上がってもいじめは続き、私はこれ以上自分が傷つかないために「受け流す」というすべを身につけたが、ほぼ毎日寝る頃には虚しくなって泣いていた。
言葉では足りないのか、時々水に濡れたぐちゃぐちゃの紙が内ばきに入っていたりした。その頃にはもう、私はその人たちを哀れみの目で見ていた。笑

高校に入ってからは女子生徒が少ないので、自然と仲良しができていた。が、そこでもハブられる私。
どうも幼い頃から同年代の子たちとはウマが合わない私は、同年代の人たちと話すのが苦痛になり、毎回昼休みに教員室に行って、先生たちと話して相談に乗ってもらったりしていた。そっちの方が何倍もためになるし、話していて楽しかった。

こうして私は卒業する頃には一匹狼でいることの楽さに気づいてしまった。

もちろん、嫌われることは楽しいことではない。
私は社会人になってからも嫌われることは多い。でもそれをいちいち真に受けることもない。距離をとればいいだけなのだ。
だがたまに、稀に、攻撃をし続ける人がいる。

私は先会計年度中に二度、パワハラを受けた笑
一度目はひどく、労基に相談しに行った。そしたら相談員のかたも「それはひどい」と言ってくれたが、私の雇用形態上、告発までできなかった。
二度目はすぐ逃げた。笑

双方とも、攻撃をし続ける人だった。

私は嫌われることに関しては、人の意見として尊重するが、同じ職場で働く以上、ある程度割り切らないと仕事に支障が出ると思っている。だって嫌じゃん。毎日顔をあわせるのに、挨拶もしない、何か仕事をしたら粗探しをされる。そんな職場や環境は逃げるべきだし、然るところに相談して、その実態を提示すべきだと思う。
もちろん、相手が100%悪いとも思っていない。が、100%完璧な人もいない。そうやって、相手を自分のロボットやペットのように動いてくれる人だけそばに置きたくないし、そんな人になりたくない。

30を過ぎて、そんな嫌なことから逃げて生活して...と思われるかもしれないが、いつの時代を生きているの?と言いたくなる。
おかげさまで、私の職歴は正直、履歴書に書き切ることができない。18から働き始め、あと三年したら20周年になるわけだ。いい歳なんだから。という声が聞こえてきそうだが、これは私の人生である。私の人生を堂々と生きて何が悪い?と思っている。笑

社会に出れば本当に色々なことが起きる。
人間関係なんて日本が抱える職場問題で一番なんじゃない?ってほど。
自分のことを嫌ってくる人や、明らかに自分に影口を叩かれるようなことがあれば、関わらなければいい。たとえ、陰口を言う人が権力を持っていて、周りのみんなもその人についていくようであれば、好きにさせればいい。ただし、自分で自分を責めないこと。辛くなったら休むこと。
その上で、直接嫌なことをされ始めたら、メモに残しておく。日付付きで。
そこまできたら、誰も自分を守ってはくれなくて。自分で「法」を使って自分を守るしかない。

時に、あまりにも辛くて本当にこの世から逃げ出す方もいると思う。
それはやめてほしい。私も何度もそんなことを考えたことがある。が、いつも思い直す。
何のためにこの世からいなくなるのか?
もしいなくなるとしたら何が原因?
本当に必要としてくれる人は一人もいないのか?両親は?

そんなことを考える。
その中で一番答えが明確で勿体無いのは
「何のためにこの世からいなくらる」と言う選択だと思う。
この、何のために。は、自分のことを嫌った人のことが大半なはずだ。そんな人のためだけに人生を閉じるのは、本望なのか?いや、辛いが大半だと思うが、何で辛いか?突き詰めていったら、その人と、その環境になるのだ。

切に願う。そんな人に届いてほしい。
「そこから逃げて、好きなだけ廃人になっていい!!」と。

そんなところで働いていると、本当に世界観が小さくなる。みてる視野が狭くなる。そんな中、自己判断に自信がなくなる。そんな環境は脱出できることを忘れてる。本当に、恐怖心は何も見えなくなるから怖い。

この世に嫌われない人なんていない。

少しでも悩んでいる人に届けばいいなぁ。

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