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#2 他者や自分の「変化」を受け入れてみる

このnoteは、デザイナーのスズナ(@supico66)となつは(@nanakane078)が主導するもので、テクノロジー、デザイン、社会課題、ウェルビーイングなど、私たちが気になるテーマを扱い、そこで話したことの記録を相互に綴っていきます。

結論を急がず宙ぶらりんにしたまま、新しい問いを立て考えてゆく…そんな過程をお届けします。

こんにちは。今回の執筆はなつはです。

第一回のスズナの記事では、「物事を宙吊りにしたまま抱えておく力」を意味するネガティブ・ケイパビリティを紹介していました。私たちはこの概念を知ってからミーティングの中でも取り入れてきました。その時に感じていることをそのままに共有し、議論する。答えを出すためではなく、考え続ける姿勢でいられるように。
考え続けていくと、一度はたどり着いた答えも、抱いた感情も、移り変わっていきます。「この前まではこう思っていただんだけど…」と、ずっと揺れていきます。

私たちはなぜ一貫性を期待してしまうのか

人の意見や考えは揺れながら変わっていくはずなのに、「ずっと同じであるべきだ」と考えたり「ずっと同じだろう」と期待してしまったり、そんな場面を多く体験してきた気がします。

気になって調べてみたところ一貫性バイアスというものがあることを知りました。

参考:錯思コレクション100

一貫性バイアスが他者への期待なのに対し、一貫性の原理は自分への期待を表します。

参考:影響力の武器

「前とは違うことを言ってる!」と他者に怒ってしまった経験や、自分の心変わりをなかなか受け入れられなかった経験。これらは一貫性バイアス一貫性の原理が働くことで生じていたのかもなと思いました。

私はこのバイアスを自覚し、他者に対しても自分に対しても「その時はそんなことを思っていたんだな」と、変化を受け入れられるようにしていきたいです。

変化を受け入れられるようになると、世の中や他者に対して「なぜ?」と頭を抱える必要がなくなります。そして自分自身も「変化していいんだ、揺れていていいんだ」と思うことができ、楽になる気がします。

このnote記事は、ずっと揺れ続けている私たちふたりが、その時々のベストを尽くして書いているものとして受け取っていただけると嬉しいです。

あとがき

💭 あとがき欄とは?
本文にまとめきれなかった言葉を残しておくためのスペースです。自分の思考の揺らぎを受け入れ、表現することのプレッシャーを減らしたいという願いから設けてみました。

記事を書きながら、変化を受け入れることと過去の発言や言動に責任をもつことの両立について考えていました。確かに人の考えは揺らいでいくものだけれど、どんな発言や言動も「あれはあの時思っただけで…」で逃れることがよいかと言うと、そうではないと思います。じゃあどうすればいいの?と問われれば変化する側もそれを受け止める側も、「思いやりを持って接すること」という当たり障りのない結論しか出せていないのが正直なところで、今後も考え続けていきたいと思いました。

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はじめての記事、緊張しました。皆さん、スズナ、どうでしたか…?
次回はスズナです!どんな続きを書いてくれるのかとても楽しみです。

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