土曜日のふたりごと

デザイナーのスズナとなつはによる、土曜日のふたりごと。 テクノロジー、デザイン、社会課…

土曜日のふたりごと

デザイナーのスズナとなつはによる、土曜日のふたりごと。 テクノロジー、デザイン、社会課題、ウェルビーイングなど、私たちが気になっているテーマについて話し、その記録を相互に綴ってゆきます。

最近の記事

#7 自分の考えが偏っていないか、立ち止まって考えてみる🚶情報摂取における「健康」のお話💬

こんにちは!今日も前回に続きスズナが担当します🌟 前回は、私が高校生だった時の経験を踏まえて、デジタル空間に今どのような課題があるのかについて紹介させていただきました💁‍♀️ 今回は、前回の続きで「デジタル空間における情報摂取」という視点で書いていきたいと思います🌱 🌱🌱🌱 「食べ物を摂取する」ということ🍕まずはじめに….とても当たり前なことを言います笑 私たちはご飯を食べます。そして、その在り方は人によって様々です。 筋肉をつけたい人:筋肉をつけるためにたんぱく質

    • #6:スマホ中毒の高校生だった私について、26歳になった私が代弁してみる。

      1998年生まれの私が初めてインターネットに触れたのは小学生高学年の頃。 父が持っていたパソコンを見よう見まねで触り始め、インターネットの世界に足を踏み入れました。 中学生になるとさらにiPod Touchを入手してメールを使い始め、高校生になった頃にはSNSが友人との主要なコミュニケーション手段となり、LINEやInstagramで友達と繋がることが日常になりました。 その頃の私は家に帰るとまずSNSを開き、友達の動向をキャッチアップし、 LINEを開いて友人と ”第2

      • #5 生成AIの問題について考えてみる(後編)

        こんにちは。前回に続き、今回の執筆もなつはが担当します🌻 前回の記事#4 生成AIの問題について考えてみる(前編)では、具体例を取り上げながら生成AIの問題についてお話しました。 取り上げた3つの問題(ディープフェイク・バイアス・コミュニケーション相手としての生成AI)は、生成AIの技術とその他の要因が絡み合って生じています。ですが、それらは根本的には共通して一つの仕組みの中で起きているという話があるのです。 その「仕組み」について、倫理テクノロジーの三原則という考え方を

        • #4 生成AIの問題について考えてみる(前編)

          皆さんこんにちは。今回の執筆はなつはです。暑い日が続いていて夏を感じますね。前回の投稿から間が少し空いてしまいました…🙏 ここまでの3記事は自分や他者との付き合い方について執筆してきました。 ここ数週間、各社が生成AIの新モデルをリリースしているのをみて、今回はもう少しテクノロジー寄りのお話をしてみようと思いました✏️ 💠💠💠 2022年11月30日にOpenAIのChatGPT (GPT-3.5) がリリースされてから、生成AIは生活に必要不可欠な存在になってきました

        #7 自分の考えが偏っていないか、立ち止まって考えてみる🚶情報摂取における「健康」のお話💬

          #3:他者を完全に理解することなどできない。だから今日も、理解しようと努力し続ける。

          こんにちは🌱 今回の執筆はスズナです。 前回のなつはのnoteでは、「一貫性バイアス」や「一貫性の原理」というキーワードが紹介され、相手に対して「ずっと同じ意見であるはずだ」と期待してしまうことへのもどかしさが書かれていました✍️ なつはのnoteでは、最後「思いやりを持って接する」という考えで締めくくられていましたね。 それに加えて、先日私が聞いていたpodcastでとても素敵な視点があったので共有します。 これを聞いて、なつはの言った「思いやり」とは、まさに「相手を

          #3:他者を完全に理解することなどできない。だから今日も、理解しようと努力し続ける。

          #2 他者や自分の「変化」を受け入れてみる

          こんにちは。今回の執筆はなつはです。 第一回のスズナの記事では、「物事を宙吊りにしたまま抱えておく力」を意味するネガティブ・ケイパビリティを紹介していました。私たちはこの概念を知ってからミーティングの中でも取り入れてきました。その時に感じていることをそのままに共有し、議論する。答えを出すためではなく、考え続ける姿勢でいられるように。 考え続けていくと、一度はたどり着いた答えも、抱いた感情も、移り変わっていきます。「この前まではこう思っていただんだけど…」と、ずっと揺れていき

          #2 他者や自分の「変化」を受け入れてみる

          #1 「すぐに答えが出ない問い」との付き合い方

          2024年、私たちは身の回りにある大小さまざまな問題に直面しています。なくならない戦争、衰退する経済、進む少子高齢化、そして小さな心の傷や違和感に至るまで。 これらの問題に触れるたびに、「自分に一体何ができるのか?」と自問自答を繰り返します。でもすぐに答えは出ない。自分1人で何ができるかも分からない。 そんな煮え切らない気持ちを抱きながらも、「もっと希望を抱ける未来をつくりたい」という思いを少しずつ、育んでいました。 そんな中、私たちは出会いました。 そして、「ただ話すこと

          #1 「すぐに答えが出ない問い」との付き合い方