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カポタスト:ローテンションのKaiser

カポタストを買いました。正確には買い直しです。

業界スタンダードの一つ、カイザーのカポを愛用していました。ところが、数ヶ月前くらいからちょっと抑える力が弱くなっているなと感じていたんです。

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バネ式なので、とにかく使い勝手が良いんですね。一方で、バネのちからは経年劣化で弱くなるものです。仕方がないと思ってたのですが、よくよくカポを見てみると、なんとバネが壊れているじゃありませんか!

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バネに亀裂が入っているのがわかりますか? まだ折れてはいませんが力がかかる部分が剥離しかけています。というかサビサビですね。。これが主たる原因みたいです。

ネットでカイザーが壊れたといっている人の画像をみても、同じ場所が破断しているようです。これはバネ式の宿命でしょう。なんども折り曲げを繰り返すわけですから。

というわけで、新しいカポを探しました。候補は3つ。カイザーとShubbとG7thです。

カイザーはいわゆる洗濯バサミなので取り付けも取り外しも簡単です。使い勝手の良さが最大のメリットですね。弱点はバネが強めなので、どうしてもシャープしがちな点です。取り付け後の調整はせいぜい少し斜めに当てるなどでしょうか。録音とかで音程重視の場合にはやや不向きです。

一方で、Shubbはテコ式です。ワンタッチではめることができます。取り付けも簡単です。そしてネジが付いているのでかける力を調整することができます。なるほどベストセラーという意味がわかります。デメリットは、カイザーに比べるとやや取り付けに手間取る点と、取り付けフレットが大きく変わるとネジを調整する必要がある点です。といってもちょっとでしょうけど。

G7thは挟み込むタイプです。挟んだ力に応じてロックがかかるので、力加減が調整できます。そしてスリムです。とても優秀です。デメリットは、同じく外して別のフレットに合わせる際にまた挟み込みが必要なことくらいでしょうか。まあ、わずかな手間ではあります。

チューニングの安定性では、G7thやShubbが良いわけですが、利便性ではカイザーが半歩有利という感じですね。

例えば、弾き語りで使っていて、キーを頻繁に変える場合には1カポ、2カポ、4カポと動かします。その度に生じるちょっとした手間は少ないほうが良いですよね。そういう意味で少し音がシャープしてもカイザーが楽ちんなのは間違えないのかなと。

今までカイザーだったのだから、別のものを試すというのもアリかと思っていた矢先に、なんか別バージョンのカイザーを発見しました。それが、

見た目はまったく同じカイザーなのですが、今までよりバネがちょっと弱めというもの。おお、これなら音がシャープしがちな点が緩和されている?? ただバネのもちが悪いかも?

ともかくも、なんとなくいい感じです。ということで、これに決定しました。

使い勝手ですが普通にカイザーですw 今までのカイザーは波打っていたデザインでしたが、フラットに変更されています。違いはそれくらいでしょうか。バネ感は弱った元のカイザーより強めです。オリジナルのカイザーの強さを忘れてしまっているので、これが75%の強さと言われてもよくわかりません。ま、そんなものなんでしょうね。

マットなブラックで落ち着いていて悪くないです。しばらくはこれでやっていきます。最終的には同じようにバネが破断するのかな。。

その内にShubbやG7thも導入したいなあと思っています。チューニングの安定性とか調整は魅力的ですよね。用途によって使い分けるのが良い気がします。

皆さんはどんなカポ使っていますか?

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