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【ゲーム批評】LEGOシティ/アンダーカヴァー

 1度捕まえた凶悪犯:レックスが脱獄し、その件で1度島を追放されていた刑事:チェイスが帰還し再度レックスを捕らえるべく奔走するが、レックスの居場所を突き止めようとする内に、レックスさえも操る意外な黒幕が垣間見える・・・と言うのが主な話。

 チェイスは”潜入捜査官”なので、様々な役職に成り切り、この成り切りが物語進行の主体になっている。泥棒ならば鍵や金庫を開けられるし消防士なら火を消せるなどの具合。

 自由度は高く、終盤に行くほど成り切り役職が増えるので町中の至る所で使用して資金の代わりとなる赤ブロックなどを集められる。チェイス自身が警官なので別に何をしても捕まるって事はない。

 一応任務中には敵組織への潜入中にしろ警察としての仕事にしろ一部仲間が居る任務があるのだが、仲間が一緒に戦ってくれるなんて事は一切なく完全に空気。そして何も事件がないのにパトカーが常にサイレンを鳴らして走っている為自由度は高いけど常に煩い。

 あと誰かからの通知で「ここに行け」系の任務の場合、制限時間がある訳でもないのに通知先の人物がめちゃ急かしてくるのも気になった。

 カーチェイスが多いが、少しぶつけただけで壊れていく為、無傷で車を届けるとなると中々に難度が高い(ボロボロでも届ければ良いが)。各成り切りを駆使した収集要素がある為、クリア目標100%を目指すならかなり時間がかかる。

 任務で登場するキャラ含め通行人など全て最終的には使用可能にはなるが、誰にしろ街中を探し回る必要があって、任務をクリアしたら貰えるという仕様でもない。ただ、何の能力も持たない”一般人”は余り成り切っても何も出来ないので意味はない。

 死んでも其の場で復活するし、周りのものを壊してカチャカチャ組み立てて先へ進む進路にするレゴシリーズお馴染みは勿論健在。任務以外で死ぬ事はほぼ皆無かも知れない(高いところから落下も死なない)。ヘリも操作できるが、離着陸出来るのがヘリポートだけで、しかもそのヘリポート自体少ないので、ヘリに関する自由度がなく、ここは何処にでも降りられる仕様が欲しかったかな。


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