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【ARI】【25周年】ワイルドカードシリーズ先勝 #ガラガラヘビの喉の奥【あり担①⑧】#EmbraceTheChaos

今シーズンMLB全体を通して9試合しかなかった、9回での3時間半超えゲームがここで披露。


LOBはARI22 MIL25

この試合で光ったのは、救援陣の踏ん張りとロンゴリア。

3回2アウトから始まった救援陣リレー

まずは救援陣から振り返りましょう。

先発のPfaadtから3回2死23塁の場面でバトンを受け取った第1走者はJoe Mantiply
同点のこの場面、一番に求められることは0点で帰ってくること。次の回が1番から始まるから~とか関係なく、0に抑えるのが彼の仕事。
8番Turangに四球を与えますが、続くTaylorには全球チェンジアップの配球で満足にバットを振らせず遊ゴロに打ち取りました。

先頭がYelichからの好打順にしてしまった尻拭いを自らで実行し、1死をとって第2走者のMiguel Castroにバトンタッチ。
1度投げさせてみてダメならもうこのシリーズでは使いたくないくらい調子が極端なCastro
結果2つのアウトを危なげなく重ねましたが、10球しか投げてないので何とも判断はしにくい所。

第3走者のRyne Nelsonが誤算で、3連打を浴びあっという間に無死満塁。
続くTurangへの初球が足元へのワンバウンド。これが死球の判定となり、押し出しで同点。。。
、、、と思いきやこの判定にLovullo監督がチャレンジ。判定は覆り、ボール球として試合が再開されます。
今思えばこのチャレンジ中に少し間が空いたことでNelsonを気持ちの整理がついたのかもしれません。再開後は4球連続のフォーシームで空振り三振。一度失ったリードは保ったままです。

Longoriaのスーパーキャッチ 


1死満塁となったところでピッチャー交代。
ここで早くもジョーカー的存在のRyan Thompsonを起用。
第1打席で2ランを放っているTaylorの痛烈な打球は三遊間を襲い、誰もが失点を覚悟しました。
が、

!!

この打球をLongoriaが横っ飛びでスーパーキャッチ!二塁へ転送してダブルプレーとなりました。

ここからはLongoriaの好判断と好守が続きます。
6回には無死1塁からボテボテの内野安打を処理すると2塁でオーバーランをしていた1走のYelichを刺す好判断。
一度セーフ判定でしたが、チャレンジ後覆りました。

7回はAdamesの放った三塁線の打球を横っ飛びでキャッチ。一塁はセーフとなりましたが、続くDonaldosonの三塁ゴロがダブルプレーに。
二塁打を一塁にとどめたことで生まれたダブルプレーです。


救援陣リレーの方はというと、第5走者のKevin Ginkelが熱投中。
いくら明日明後日がGallen,Kellyとはいえすべての投手を注ぎ込むわけにはいきません。
順番に出していきながら回を跨いでくれる状態の良い投手を探りながらのリレーとなり、成功率は高くなかったはずですが、跨ぎとなった8回を3者連続三振。


盗塁と…送り??バント…???

先日、盗塁と送りバントで塁を進めるのが攻撃パターンとお伝えしましたが、この試合はHRが3本。それもすべて効果抜群の。
送りバントシチュエーションはいくつもありましたが、バントはさせず
ダブルスチールも試みましたが、失敗に終わりました。


さて、9回に貴重な追加点をDevin Williamsから奪った打線ですが、12球投じられたAirBenderに対して、スイングしたのは2球だけ。残りの10球は全てボール球でした。
チーム全体で攻略法が共有されているのでしょうか。
最後はフォーシームを投げざるを得ない状況に追い込み、貴重な追加点を挙げ試合を決めました。
いずれにしろ、今日31球も投げさせ、かつ、2点を奪ったわけですから、明日以降使いづらくなったという所では大きなアドバンテージとなるでしょう。
MIL自慢の強力ブルペン陣に一つ強烈な楔をぶち込むことに成功しました。


Pfaadt vs Burnsという圧倒的不利なマッチアップでまさかの勝利。
しかしこれは最悪でも3試合できる権利を頂いただけに過ぎません。

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