見出し画像

RG35xxHでPC98ゲームをプレイできた!

前回までのお話

 人柱話として投稿した記事に思わぬレスを頂いて、問題解決の目途がたったためRG35xxHを再購入しました。

この記事のファームウェアのバージョンの表記

  • RG35xxH_20231219=231230ver
    前回の記事のバージョン

  • RG35xxH_20240130=240130ver
    再購入した機種のバージョン

  • RG35xxH_20240222=240222ver
    レスによる成功報告バージョン

  • RG35xxH_20240330=240330ver
    今回の記事のバージョン

過ちに気づく

 結論からいうと私の勘違いでした。Android版のクイックメニューがメインメニュー中に表示されていたので、この機種も同じだと思い込んでいました。しかし、この機種はクイックメニュー用のボタンがあり、それを押さないと表示されないことを知りませんでした。
 したがって231230verや240130verでもできたような気もしますが、今となっては、240330verに更新してしまったので確認できません。

(改めて)ゲーム起動までの手順

RetroArchの起動

  1. 初期メニュー「歯車」アイコンを選択

  2. 「RetroArch 設定」を選択

  3. 「ReteroArch を開始します」を選択

Neko Project Ⅱ(Kai)のロード

 ’コアのダウンロード’が必要ですが、メニュー自体が見当たらないため、メニューを表示させる設定をするところから始める必要があります。

  1. WiFiに接続
    パスワード入力後、STARTボタンを押してください

  2. メインメニューの下にある「設定」を選択

  3. 「ユーザーインターフェース」を選択

  4. 「メニュー項目の表示」を選択

  5. 「'コアダウンローダー'を表示」をオンへ

  6. メインメニューの「コアをロード」を選択

  7. リストの下から3つ目くらいの「コアをダウンロード…」を選択

  8. NEC-PC-98(Neko Project ⅡKai)を選択

以上でコアの起動まではできるはずです。

ハードディスクイメージファイルの登録

  1. もう一枚SDカードを準備する
    そのカードにデータイメージファイルを保存する

  2. スロット2に挿す

  3. 「コンテンツのロード」を選択する
    /mnt/sdcard/以下にイメージファイルが見つかるはずなので選択。

キーマッピングの変更(加筆部分)

コア(NEC-PC-98(Neko Project ⅡKai))コンテンツがロードされている(プレイ中)状態で…

  1. クイックメニューボタンを押します
    上側面のDC/OGT2右のボタンです。

  2. クイックメニューから'オプション'※の設定を選択します

  3. Joypad D-Pad to Mouse/Keyboard/Joypad Mapping
    指定で、"Manual Keyboad"に変更します(他の設定でもキーは効きます)

※この'オプション'は最初からオンになっていたので表示されるはずです。

ファームウェア更新(おまけ)

 ファームウェアのダウンロードができるサイトは下記が見つかりました。
後者の方が、新しいバージョンが掲載されています。

 RG35XXH-EN64GB-240330をダウンロードしようとすると、wetransfer.comというサイトに飛ばされます。それなりに知名度のある大容量ファイルの配布サービスサイトみたいです。ダウンロードの表示をクリックするとダウンロードが開始されます。

前提知識

  • はじめに書いておきますが、最終的に64GBのイメージファイルを作ろうと思うと、PCにその数倍の空き容量が必要になります。

  • ダウンロードして、SDカードへコピーして終わりみたいなお手軽にはできませんので、少々覚悟が必要です。

  • 下記は、拡張子や圧縮ファイルの解凍(展開)等、基礎的な知識があることを前提としています。

ダウンロードしたファイルの中身

 RG35xxH-20240330.zipを展開すると拡張子が、.001~.010のファイルとrufus-3.21.exeが生成されます。.001~.010のファイルは、1つの.7zファイルに結合する必要があります。

 1つのファイルにするには、解凍したフォルダのアドレスバーに”cmd”と入力すると、そのフォルダをカレントフォルダとした、コマンドプロンプト画面が開きます。下記のコマンド入力すれば、RG35XXH-EN64GB-240330.7zという1つのファイルができます。(この時点で.001~.010ファイルは削除してしまってもかまいません)。
 この結合順にならない場合は、結合順を指定する必要があります。こういうのはChatGPTに聞けば、書き方を教えてくれるはずです。

copy /b *.7z* RG35XXH-EN64GB-240330.7z
実行状況

 この結合されたRG35xxH-20240330.7zを展開すると、"RG35XXH-EN64GB-OS240330.IMG"というイメージファイルができます。(この時点でRG35xxH-20240330.7zは削除してもかまいません)

 このイメージファイルを、rufusを使ってSDカードに書き込みます。rufusは、ダウンロードファイルに含まれていますが、ウイルスとかが不安な方は別にダウンロードしてください。

EドライブのSDカードへ書き込み中

"RG35XXH-EN64GB-OS240330.IMG"は、SDカードが破損(ノーブランド品は壊れやすいようです)した場合にそなえて保存しておいても良いとおもいます。

SDカードをRG35xxHのスロット1に戻し、起動して「歯車」-「バージョン」がRG35xxH_20240330になっているかを確認してください。

あとがき

 私の知識不足で、先回のガセネタをばらまいてしまった気もしますが、ハクメン様、kurumi様から有益なコメントを頂いたおかげで、当初の目的を達することができました。この場をお借りして御礼申し上げます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?