パレスチナ自治区ガザ地区における人道的即時停戦を求める決議

 2023年10月7日に始まったパレスチナ自治区ガザ地区におけるイスラム組織ハマスとイスラエルとの戦闘は、軍事施設だけでなく学校や病院も標的となるなど、子どもや老人を含む多くの民間人が犠牲となり、今なお深刻な状態が続いている。2023年12月に開催された国連総会の緊急特別会合では、「人道的な即時停戦」を求める決議案が日本を含む153カ国の賛成多数で採択され、国連安全保障理事会は本年3月にパレスチナ自治区ガザ地区での即時停戦を求める決議案を可決した。また、6月10日、国連安全保障理事会はバイデン米大統領が発表した停戦案を支持する決議を採択し、主要7カ国首脳会議においても同案を支持することで一致した。国際人道法及び国際人権法によれば、無差別攻撃は禁止されており、子どもや医療従事者を保護するための特別な規定も存在していることから、この戦闘の継続は国際法に違反するものである。戦闘の継続による地域紛争の拡大も懸念され、ハマスとイスラエルの双方が即時停戦に向けた交渉のテーブルにつくことが急務である。よって、非核宣言自治体であり恒久平和を願う本市議会はハマスとイスラエルに対し人道的即時停戦を強く求める。

以上、決議する。

令和6年7月5日
長 門 市 議 会

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