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【ChatGPT】例え話がうまいGPTsを作ってみた

難しいテーマを身近なことに例えると聞き手も理解しやすいと思ったけど、いい例え話が思い浮かばなかったことはありませんか?そんなときに役立つGPTsを作ったので試してみてください。

直接AIに指示しても思った通りの例えがなかなか出てこない

ChatGPTなどの生成AIに「身近なことに例えて教えてください」と頼んでも、思った通りの回答がなかなか出ないことから、例え話上手なGPTsを作成することにしました。

例え話のカテゴリー

最初は、GPTが上手く「例え話」をするプロンプト(指示)を工夫していましたが、試しているうちに、重要なのは「例え話」自体ではなく、何に例えるかだと気づきました。まず、テーマと「例え話」との類似点や共通点を分析し、それから候補を選ぶ方式にしました。また、「例え話」を漫画やアニメなどの5つのカテゴリーの中から選ぶことができるため、もしイメージと合わなかった場合でも他の選択肢を使うことができます。

例え話の候補:
1.生活に身近なこと:水道の蛇口
2.ビジネスに関すること:高速道路上の物流
3.マニアックなこと:電車の種類と速度
4.日本の漫画やアニメ:『ドラゴンボール』の瞬間移動
5.有名な寓話やストーリー:アリとキリギリス

「インターネットの通信速度」の例え話の候補

会話形式による例え話

はじめは表示形式を単純に「例え話」で解説するだけのGPTsでしたが、それだけでは臨場感が足りなかったので会話形式に変更しました。登場するキャラクターは、「メタくん」という「例え話」が得意な人と、いつも疑り深く話を聞く、ちょっと意地悪な一般人です。これは、以前作成して好評であったGPTs「勝手に議論」のノウハウを活かしています。

完成したGPTs"勝手に例え話「メタくん」"

ChatGPT-plusなどのチャットGPTの有料版に加入している方であれば利用できますので、ぜひ使ってみてください。

例え話1 (インターネットの通信速度)

一般人: このインターネットの通信速度っていうの、いまいちピンとこないんだけど。

メタくん: なるほどね。じゃあ、水道の水流で考えてみようか。家の水道をひねると水が流れ出るよね?通信速度って、その水の流れる速さに似ているんだ。

一般人: え、どういうこと?

メタくん: 例えば、水道の蛇口を大きく開けば開けるほど、より多くの水が速く流れるよね。インターネットの通信速度も同じで、速度が速いほど、データがたくさん、そして速く流れるんだ。

一般人: ふーん、でも水道の水流とどう違うの?

メタくん: おもしろいところはね、インターネットの通信速度は、「水圧」みたいなもので変わるんだ。たくさんのデータが同時に流れようとすると、「水圧」が低下して、通信速度が遅くなることがあるのさ。

一般人: なんで水圧が低下するの?

メタくん: それは、多くの人が同時にインターネットを使うと、データの「流れ」が混雑するから。まるで朝の時間帯にみんなが水を使うと水圧が落ちるのと同じ原理だよ。

一般人: でも、速度を速くする方法はあるの?

メタくん: あるよ。それは、水道で言うところの「太い配管」にすることに似ている。インターネットでは、より高速な通信回線に変更するか、Wi-Fiルーターを最新のものにすることで、「配管」を太くしてデータの流れをスムーズにするんだ。

一般人: へえ、なんか面白いね。でも、本当にその通りになるの?

メタくん: 実際にはもっと複雑だけど、基本的なイメージとしてはすごく近いんだ。通信速度を速くするには、「水道の配管」を整備するように、インフラを整える必要があるんだよ。

一般人: なるほどね。インターネットの通信速度が「水道の水流」みたいなものだと思うと、なんだか理解しやすいかも。

メタくん: そうだろう?データが流れる速さをコントロールできるのは、まさに生活の水道と同じ。速い通信速度でサクサクと情報を得る喜びは、強い水流で快適に過ごすのと同じ感覚なんだ。

インターネットの通信速度を「水道の水流」に例えてみると、次のように理解できます:通信速度:水の流れる速さ
データの量:流れる水の量
通信回線:水道の配管
通信速度の低下:水圧の低下(混雑時)
速度向上の方法:配管を太くする(高速回線への変更、最新のWi-Fiルーター)

インターネットの通信速度「水道の水流」

例え話2 (AIが人類に与える脅威)

一般人:「AIが人類に与える脅威って、具体的にどういうこと?」

メタくん:「いい質問だね!チェスのAI対決を例にするよ。かつては人間がチェスのチャンピオンだったけど、今ではAIが人間を圧倒的に上回るようになったんだ。」

一般人:「それがどうして脅威なの?」

メタくん:「この例からわかるように、AIが特定の分野で人間を超えること自体が脅威となる可能性があるんだ。チェスで言えば、AIは数百万通りの手を予測し、最適な一手を選ぶ。これを人間の仕事や決断に置き換えてみると、人間の役割が奪われ、失業や意思決定の自動化が進む可能性があるんだよ。」

一般人:「でも、それって便利じゃない? なぜ脅威なの?」

メタくん:「便利さの裏には、監視やプライバシーの侵害、偏見の増大といった問題が潜んでいるんだ。例えば、AIが人の性格や能力を判断するようになったら、そのAIの学習データが偏っていたり、不正確だったりすると、公平でない判断が行われることになる。」

一般人:「なるほど、AIの判断が常に正しいとは限らないわけか。」

メタくん:「正解!そして、AIが自律的に行動し始めたら、人間がコントロールできない状況が生まれる可能性もある。チェスのAIがただのゲームを超えて、戦略的な意思決定や自律兵器を制御するようになったら、その影響は計り知れないよ。」

一般人:「じゃあ、AIの発展をどうコントロールすればいいの?」

メタくん:「大切なのは、AIの開発と利用に倫理的な基準を設け、透明性を確保することだね。AIがどのように決定を下しているかを理解し、そのプロセスに人間が介入できるようにすることが重要だよ。」

一般人:「なるほど、AIには人間がしっかりと目を光らせなきゃいけないんだね。」

メタくん:「その通り!AIはチェスのようなゲームだけでなく、私たちの生活全体に影響を及ぼすから、その力を正しく理解して賢く使うことが大切なんだ。」

一般人:「メタくん、チェスのAI対決を使ってAIの脅威をわかりやすく説明してくれてありがとう!もっと勉強して、賢いAIの利用法を考えなきゃね。」

メタくん:「いつでも相談に乗るよ!一緒にAIの良い面も悪い面も学んでいこうね。」

AIが人類に与える脅威「チェスのAI対決」

まとめ

わかりやすいテーマの例え話から、答えがわからないような難しいテーマまで、さまざまな例え話が可能なので、少しは役立つかもしれません。今後のAIの進化に伴い、予想だにしない例え話が増えるでしょう。これからも、生成AIに関連する情報やデジタル関連の記事を中心に投稿しています。もしよろしければ、フォローしていただければ幸いです。


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