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明日に向かって撃て

ポール・ニューマンとロバート・レッドフォード。
1969年公開の映画である。

西部開拓時代が終わろうとしている1890年代、
最後の無法者だったと言われる、
実在した二人を描いている。

実は昨夜、NHKのニュースで、この映画の主題歌、
「Raindrops Keep Fallin' on My Head」、
邦題「雨にぬれても」を歌った、
B.J.トーマスが亡くなった、と報じられた。

NHKさすがだと思う。
民放で報じた局はあるだろうか。

先にも書いたとおり、
「アメリカン・ニューシネマ」の代表作である。
主題歌も聴けば、聴いたことのある人が、
多いのではないだろうか。

父親が、西部劇や時代劇をよく観ていたが、
僕は子どもの頃、ほとんど観ていなかった。

ただなぜか僕が高校生だった頃、
ビリヤードが流行った。
昨今のダーツほど人気で、
高校の友だちと帰りによく遊んだ。

そして僕にとって、ビリヤードといえば、
憧れのポール・ニューマンだったのだ。

86年公開「ハスラー2」を、
たぶんテレビで観ていたんだと思う。

25年振りの続編だったが、
若きトム・クルーズと共演で話題になり、
ようやくポール・ニューマンは、
アカデミー主演男優賞を掴んだ。

ポール・ニューマンといえば、
73年公開の「スティング」だった。
映画を観ていて、騙された、
と思った最初の作品じゃないだろうか。

ここで若きロバート・レッドフォードと再共演。
そう、その4年前に共演していたのが、
「明日に向かって撃て」だ。

ラスト・シーンのストップ・モーションが、
1度観たら忘れられない。

「明日に向かって撃て」の邦題も、
よく考えられていたものだと思う。

受賞こそ逃したが、2002年、
サム・メンデス監督の、
「ロード・トゥ・パーディション」で、
アカデミー助演男優賞ノミネート。

ポール・ニューマンは、
歳をとってからも格好良かった。

男のロマンとしか、言いようがない。

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