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わるクロゴース(SMB2020研究用デッキ)

1.はじめに

 SMB(シークレットメガバトル)2020に参加するにあたって、トレーナーロック+わるいクロバットが強敵になると考え、その研究用に作ったデッキです。研究用と付いていますが、対処法が思いつかなかった場合はこのデッキを使って本選に臨むつもりでいました。実際は無事対処法がまとまったので下記のルギアピクシーを使いました。

https://note.com/d123monoris/n/n0f562e35a913

2.デッキ概要

わるクロゴースト

※反射しているのは「まきちらせ!ベトベトガス」です

デッキレシピ

3.わるクロゴーストの何が強い?

〇序盤の制圧力

 ゴースの「こわがらせる」で相手のトレーナーカードを封じたところ「ポルターガイスト」で大ダメージ!というおなじみのコンボにクロバットを追加することで相手の場を殲滅できるレベルのダメージを与えることが出来ます。このデッキはエリカを多投している為、ワンキルにはやや向いていませんが、その分ゴーストの火力upとデッキ事故防止を重視しました。SMBが制限時間制であったため、後半の息切れはプレイング次第ではそのまま逃げ切ることで対処できると考えました。

〇ベトベトンで対策できない

 このタイプのデッキが危険だと感じた一番の理由はこれです。わるいクロバットはベトベトンの「かがくへんかガス」で無効化されるというのが通説ですが、ぎゃくしめい+ポルターガイストで簡単に処理できるのであまり問題にならず、メタゲームが成立しないことに気付きました。そもそもベトベガスをちょっと多めに詰めばベトベトンはクロバットで攻撃可能なのもベトベトンを信用できない理由の一つです。

4.実際どうしたか

 実際には、高耐久ポケモンでクロバット側が退化スプレーを使い切るまでひたすら耐えることにしました。ただ、簡単にできることではなく、ベロリンガのような高耐久ポケモンは守りは優秀ですがポケモン回収がどうしても必要です(ポケモン入れ替えで下げると今度は突風のターゲットにされる)。ポケモン回収は進化カードと相性が悪く、今回はキングドラを使うことを泣く泣く諦めました(本番2週間前までキングドラ軸だった)。そもそも耐久ポケモンを1~2枚入れる程度では、他の低耐久のたねポケモンからスタートした時にトレーナーロックを食らうとひとたまりもないため、いずれにせよデッキ全体を高耐久たねポケモンで固め、進化カードは最低限にする必要はあったと思います(実際のデッキはピクシーラインのみ)。ただここまで対策してもこのデッキに対して勝率が5割程度にしかならず本当に困りましたが、ややピンポイント気味ですが、バリヤード対策にベトベトガスを入れ、3枚いて若干ダブついていたルギアを一匹マンタインにすることでようやく勝率が安定しました。

 ここまで周到に対策しましたが、実際に本番で当たったトレーナロック+わるクロは一名のみで、その試合は無事に勝てたものの、メタゲームを読み切ったかどうかは何とも言えないところでしたね(それが優勝の遠因だったかもしれません)。

 

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