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ポケモンGO GOバトルリーグシーズン2 ランク6達成構築 機械仕掛けの妹萌え

 2020年7月21日~28日で開催された、ポケモンGOのGOバトルリーグシーズン2の最終日程で、ランク6を達成した構築を紹介します。ポケモンGOのバトルシステムを十分に理解している方は2.原作との戦闘システムは飛ばして3.構築紹介から読んでください。

 ランク6(ポケモン原作の最新版、ソードシールドのランクマッチで言うとハイパーボール級相当)って微妙じゃないかって?バトルリーグを始めたのが7月27日だったので勘弁してください。(実質2日!)また、ポケモンGOのバトルリーグは、1日でできる試合数が30戦までに制限されているため、ソードシールドのランクマッチに比べて短期間でランクを上げるのが難しいという事情もあります。

1.はじめに

・バトルリーグとは

 ポケモンGOについての説明は、社会現象にもなったので割愛します。このブログを読むような人は、一度は見たことがあるでしょう。GOバトルリーグは、ポケモンGO内で捕まえたポケモンで遊べるソードシールドで言うランクマッチであるという説明でおおよそ正しいと思います。ただし、5戦するごとに3km歩かなければいけないという縛りがあるため、バトルリーグ上位プレイヤーはポケモンが強いのと同時にデュエルマッスルであると思われます。(現在は不要不急の外出を避けるために、3km歩行は免除されているようです)

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2.原作との戦闘システムの違い

 ポケモンGOにはCPという戦闘ステータスがありますが、これは原作で言う種族値のようなものです。ただ、その内容は原作の雰囲気を残しつつも、まったく別ものであると考えた方が良いです。

・統合される物理・特殊

 ポケモンGOにはHP、こうげき、ぼうぎょというステータスしかありません。つまり物理、特殊という概念が無いのです。攻撃力、防御力は原作のこうげき+とくこう(ぼうぎょ+とくぼう)の平均値のような値が採用されているようです。これによって常時ツボラキ状態になっているラッキーや、高い攻撃力でだいもんじを撃ってくるバンギラスがいたりするのがポケモンGOです。

・オミットされるすばやさ

 物理、特殊に関しては先述のような簡略化がなされていますが、すばやさについてはそもそもそういう概念が存在しません。ただし、矢継ぎ早に技を繰り出す手数の多いポケモンというのは存在しており、ポケモンGOのバトルにおいてそれはとても重要です。つまりすばやさというステータスは無いけども素早さは重要ということになります。ポケモンGOにおける素早さとはなんなのか、それは技の性能で決まります。技の性能のなかに、威力の他に技の出の速さという概念があるのです(詳しく説明すると、有志がDPS、EPSという概念で単位時間当たりの効率を計算しているのですが、これを説明すると話が脱線するため後で調べてみてください)。これによって、高速機動で奇襲をかけてくるナマズン等、原作プレイヤーからするとなかなかシュールな光景が見れます(*^_^*)

・ぼうぎょは最大のこうげき。ぼうぎょゲー

 更に、ポケモンGOにはノーマル技とスペシャル技という概念があります。ざっくり説明すると、ノーマル技を撃てば撃つほどゲージが上昇して、一定の量に達すればスペシャル技が打てるというシステムです。よって、耐久力が低いポケモンよりは高耐久のポケモンの方がノーマル技を多く撃てるので(場持ちが良いため)スペシャル技も多く撃てることになります。ポケモンGOのスペシャル技は強力であるため、これが何回撃てるかというのは勝敗に直結するほど重要です。極端な言い方をすると、攻撃力が高いけど耐久力が低いポケモンより、攻撃力が弱いけど耐久力が高いポケモンの方が火力が上になるという謎の現象が起きます。ポケモンGOはぼうぎょゲーなのです。ただし、これはあくまでバトルリーグでの話で、レイドバトルで活躍できるポケモンとなると少々事情が違ってきます。

・以上の点をまとめると

 物理特殊統合、素早さオミット、ぼうぎょゲー、以上がポケモンGOのバトルシステムです。原作のバトルユーザーは大体察しがついたかもしれませんが、ポケモンGOではサンダースのような原作の速攻アタッカーは活躍しにくく、レジスチルトリデプスのような耐久しか取り得がない使いにくいポケモンが高火力高速高耐久ポケモンになるという現象が起きます。見た目は好きだけど原作で活躍しにくかったポケモンが三面六臂の活躍をするので、原作で活躍できない嫁ポケを救済したい方には特にお勧めです!

 ちなみに、所謂600族は全てのステータスが高いため、ポケモンGOの戦闘ステータスに換算してもそのほとんどがそのまま強いです。流石だね600族!

3.構築紹介

構築名:機械仕掛けの妹萌え

パーティ

・適応レギュレーションについて

 今回はスーパーリーグのルールを想定しています。スーパーリーグとはCP1500以下のポケモンで戦う制限ルールで、簡単に説明するとレベルではなくステータス合計値で制限がかかっています。分かりやすく説明すると「レベル45のメタグロスとレベル80のコイキング」が同居しているルールです。むしろポケモンGOにおいてレベルという概念は隠しステータスとなっています(内部データには存在するので、有志の解析ツールを使えば簡単に特定可能です)。このルールを選んだ理由は、能力値制限によって原作のマイナーポケモンがより活躍しやすいと思ったのと、ポケモンGOにおける育成の難易度が原作の比ではないので、無制限ルールにおけるベストメンバーを揃えることが私には不可能と判断したからです。

・概要

 レジスチル、ラティアス、ピクシーということで、バトルリーグのセオリーに従って耐久力重視で組みました。レジスチル先発の理由は、鋼タイプの耐性の多さから出し勝ちしやすいと感じたことと、ピクシーの攻撃スピードが若干遅いので、ピクシーを展開する前に相手のブロックを剥がし切りたいと考えたからです。ラティアスを先発にしなかった理由は、相手のスペシャル技がこおり技かどうか判断できない場合、ブロックを消費せざるを得ないため「水タイプ相手=初手ブロック」から入る動きが終盤の選択肢を狭めると考えたためです。また、レジスチルのノーマル技はダメージがほとんど期待できないため、スウィーパーとしての性能がイマイチなのでラス1がレジスチルにならないように気を付けてください。体感的にはラティアスを最後に残すと全抜きしやすいです。勝率としては、ランク4~ランク6で使って60%は維持できました。時間切れでランク7に載せられなかったのが悔やまれますが・・・

・レジスチルとラティアス育成終わって無くない?

いやいやいやいやいやいや無理だろこれ!!!!!!!!!?

 3つ目の技を開放するのにレジスチル(orラティアス)を30匹近く捕まえる必要があるので実質不可能でした。(2020年7月現在これら2匹の正規ルートの入手方法がありません)一応ふしぎな飴による救済処置があるので、育成しているプレイヤーはそれを利用しているか、数年間モチベーションを維持しながらポケモンGOをやり続けた真のポケモン好き、旅行ガチ勢、よく公園のレイドで会う老夫婦のいずれかかと思われます。

・改善点

 ポケモンをそこそこ知ってる人ならお気付きかと思いますがほのおタイプ、はがねタイプが非常に重いです。ほのおタイプに関しては、環境をマリルリが荒らしまわっているため最悪切ってもいいと思っていますがはがねタイプが重いのは致命的と言えるでしょう。レジスチルとピクシーで置物2枚になっているので、ピクシーの枠を変えたいと思っています。補完的にはナマズンだと思っていますが(先述しましたがナマズンは高機動速攻アタッカーです)、ドジョウ掬いの日々か・・・

・バトルリーグトップのポケモンとの相性

・VS マリルリ

 現段階でスーパーリーグ最強ポケモンと思われます。環境初期からの情報を追って見ると「運営の調整→弱体化→なんやかんやでトップに返り咲く」を繰り返しているらしく完全に不動のチャンピオンと化しているようです。ダンデかよ。相性的には良くもなく悪くもなく・・・という風に思えますが、実はスペシャル技の構成が「じゃれつく+れいとうビーム」が主流なのでレジスチルで有利を取れます。ハイドロポンプを所持しているときついのですが、ハイドロポンプを習得して他の技を切ってしまうと汎用性が大きく落ちた決戦兵器型マリルリとなるらしく、あまり好まれていないようです。突貫工事のこのパーティがリーグでそこそこ勝てるのは、マリルリに不利を取らないためかと思われます。

VSチルタリス

 原作では先輩のカイリュー、同期のボーマンダ、後輩のガブリアスと四面楚歌状態でまともに活躍できる機会のなかったチルタリスですが、スーパーリーグでは最強のドラゴンポケモンとして君臨しています。理由はりゅうのいぶき+ゴッドバードの出の速さのようです。チルタリスに対しては、2匹が有利を取れてラティアスも弱点の突きあいになるため不利はとらないため、構築的にはガン有利です。ただ統計データほどは環境に多くいない印象でした。

VSナマズン

 高速で矢継ぎ早に技を繰り出してくる、個人的に原作とのギャップが一番すごかったナマズンです。レジスチルは不利で、ピクシー、ラティアスも有利をとれないためややきついですが、ラティアスにふぶきを撃ってくるタイミングが分かりやすいので、ブロックが残ってるうちにナマズンと対峙すれば勝てない相手でも無い印象でした。

VSガラルマッギョ

 きつい。きつすぎます。鬼門、ラスボス、ルビサファ橋の下ライバル、海軍大将赤犬、ユウナレスカキラ・ヤマト、とにかく強いです。ガラルマッギョ自体、はがねタイプに強いはがねタイプとして環境に君臨している強者なのですが、こちらのメンツにまともに相手できるポケモンがいません。レジスチルの技を開放してきあいだまを搭載しても、相手はじめん技でタイプ一致補正で弱点をついてくるので、メンツを変更しないと勝つのは難しいと思われます。

VSマッギョ

 なんとマッギョの原種も環境にいます。マッギョゲー。はがねタイプではないので、こちらとしてはガラル種より戦いやすいです。なんか顔ぶれを見ると水棲生物モチーフが妙に多い気がしますね。港町ゲー???

4.これから

 レジスチルとラティアスの育成の急務ですが、ふしぎな飴(レイドバトル等の報酬で貰えるアイテム。非課金勢には超希少)で2匹賄うのは非現実的だと思っているので、ラティアスをチルタリスに変えようと思っています。チルタリスはラティアスと技構成や耐性が似ており、チルットも普通に出現するので育成も比較的容易です。というかポケモンGOのデータ的にはチルタリスの方が戦闘力が高かったりします。あと家にぬいぐるみがあるくらいチルタリス好きです(どうでもいい)。

 さて、原作ゲームであればTwitterでムーンボールチルットの孵化余りをフォロワーさんから頂き、けいけん飴でとっととレベルをあげ、おうかん付けて、薬漬けにして育成完了ですが、ポケモンGOなので街にチルットを捕まえに行くか、真の意味でのチルットマラソンをしなければいけません。今チルットの飴の所持数が250個くらいなので、チルタリス進化+技開放+CP調整を考えると、野生産のチルットを捕獲しながらでも200km程チルットとジョギングする必要がありそうです。マラソンどころではありませんでした(42.195km)。やっぱりポケモンGOの対戦システムはクソゲー?違いますよね、ポケモンGOとはそもそもそういうゲームです。ゲームの世界と現実世界を融合させるコンセプトのスマホアプリで、ポケモンを育成をしたら当然こうなります。ちょっと古い話ですが、アニメのポケモンダイヤモンドパールで、サトシのライバルキャラのシンジが、最終決戦で6匹中5匹手持ちを変更して周囲を驚かせていましたが、当然のリアクションかと思います(彼の場合、対戦に明るいお兄さんにも手伝って貰った線が濃厚ですが)。ましてや、メインロムとサブロムで違うパーティを用意するとか、システマチックにポケモンを育成できる原作ゲームじゃないと実現できないですよね・・・

 話は剃れましたが、非効率的ですが「ポケモンと一緒に特訓してる感」を経験できるのはポケモンGOのメリットだと思っています。バトルリーグの上位者しか入手できないポケモンがいるとう原作のランクマッチですら実施していない鬼畜の所業を実施しているGOバトルリーグですが(流石に救済処置あるよね?あるよね???)、相棒のチルットと一緒に、トップを目指して頑張っていこうと思ったら最近雨ですね-完-

チルット

オチもきれいについたところで()良かったらファボお願いします~ 

チルタリス

真実を求めるレシラム、理想を求めるゼクロム、有休を求めるチルタリス!

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