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給料が上がらない理由 後編
前回に記事を読んでいない方はこちらを先にお読みください。
なぜ株価が上がっているにもかかわらず、日本の給料は上がらないのか。
その要因として、日銀(国55%)がETF(上場企業株)を27兆円以上自ら購入していることが挙げられます。株価というのは、買われれば上がり、売られれば下がります。つまり、あれは国の自作自演だったということです。(笑)
1990年に日経バブル、2000年にITバブル、2008年にはリーマンショックがありました。そして2020年現在の日本がどのような状態にいるか。
日銀はETFを27兆円投資しているのに加えて、さらに毎年6兆円買いますという宣言をしています。(2018年6.5兆円購入済)
他の投資家達は日銀が株を買うというのを聞き、国内だけでなく海外からも株を買う人が出てきました。その結果、日銀が買った以上に株価は上がっていきましたが、上がり続けた結果...
そして、このように株価が上昇すると、次は下がります。日銀と投資家はお互いをいつ引くのかわからない状態になっています。
これらの要因から、企業は株価が2.3倍になったとしても、いつ株価がまた下がるか分からないので、『従業員の給料あげてる場合じゃない!』、『人足りてないけど、これ以上固定費を増やせない』となってしまうのです。
これにより、企業は株価が2, 3倍に上がったとしても、またいつ下がるか分からないので、固定費を増やすことが出来ず、投資先が海外に向いてしまっています。そして、儲かっていて利益が残っていたとしても将来が不安なため、企業は内部留保としてお金を残しており、その額は過去最多の450兆円まで膨れ上がってしまっている状態です。
将来、『日銀』と『投資家』のどちらかがETF購入を撤収した時に株価は一気に下がり、大リストラ時代が始まると言われています。
それを企業は一番恐れているため、給料は上がらないのです。
以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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