【カンボジア裏旅行記/ラスト】

カンボジア裏旅行記のほうも、今回が最後です。表のブログで10回以上にわたって旅行記を書き、さらに裏でも3回分の旅行記を書き……これ以上の旅の満喫のしかたはないというか、まるで草食動物のように異国での刺激を反芻してもぐもぐと咀嚼しています。

前回の裏旅行記は下ネタ特集号でしたが、うってかわって今回は真面目特集です。表裏合わせたこれが本当に最後の旅行記、第三弾の目次は以下。

1・ポル・ポト政権と集団の狂気 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

2・旅行写真集(10枚)

3・今回の旅行の総括、そして新たな旅へ向けての近況とか

1・ポル・ポト政権と集団の狂気 『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』

大学院生のとき、ゼミの旅行(私は芸術学専攻だったが、なぜか仏文専攻のゼミにくっついていった)でイタリアとフランスを2週間かけてじっくりまわったことがあります。私の旅好きへの第一歩となった記念すべき旅行です。

そのときに、尊敬している仏文教授にいわれた「旅行中は必ず日記をつけろ」という教えを今もまもっていて、旅行中はいつも持ち歩いているほぼ日手帳に毎晩眠い目をこすりながらその日あった出来事や考えたことなどを記録しています。スマホでこの作業をやってもいいと思うのだけど、私はやっぱりどこか紙の手帳が好きなんですよね。

そして以下に書くことは、そのほぼ日手帳に、ポル・ポト政権について旅行中書き書きしていたことの転記です。私は中国の文化大革命とか、ベトナム戦争とか、あのあたりの歴史に詳しくないので、歴史認識の誤りを指摘されるのが危なっかしいと思ったのが表ブログでの記述を避けた理由です。

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