コルドバ3

【旅の製図法/20】書き忘れた出来事たち

PCに一眼レフのデータを取り込んで写真を見返しているのだけど、やはりリアルタイムの更新だと、疲れていたりWi-Fiが繋がらなくて面倒になったりとで書き忘れてしまう事柄も多い。というわけで、今回はそんな「書き忘れた出来事たち」のまとめである。

2016.2.23

アルハンブラ宮殿を見学した後、アルカイセリアというお土産屋さんのある通りを歩く。「お土産屋さんのある通り」という表記に誤りはないのだが、ここはなかなか独特の雰囲気のある通りであり、ここがスペイン、ヨーロッパであることを忘れてしまう。早い話が、モロッコ風のお土産やさんがある通りなのである。

この通りの起源などを調べてみたいのだが、よくわからない。アルハンブラ宮殿を訪れた観光客用に、エキゾチックなイスラム風な雰囲気を味わってもらうために後から作った通りなのか、それとも1492年以降もずっとここにある程度のイスラム文化が残っていたのか。どっちだろう。とりあえず、日本の民族系の雑貨屋にありそうなコップが置いてある店とか、水タバコの店とかがありました。

2016.2.24

この日はサン・ニコラス展望台へ行った日なのだけど、その途中で街の中心部にあるグラナダ大聖堂というところに入った。入場料は5ユーロだった。

ここはなんちゅーか、ザ・ヨーロッパの教会である。私は教会建築が好きなので、イタリアでもフランスでもチェコでもオーストリアでもイギリスでもニューヨークでも教会があればとりあえず入っているのだけど、あまり「おおお!?」と驚くような要素はなかった。ちなみに、私のザ・ベストオブ・キリスト教の教会の1位はローマのサンタ・マリア・イン・トラステヴェレである。2位はシエナのドゥオーモだったのだが、この旅行でエルサレムの聖墳墓教会に塗り替えられた。3位がシエナのドゥオーモ、4位がバチカンのサン・ピエトロ大聖堂、5位がこの旅行で訪れた次の街にあった、コルドバのメスキータである。なので、このグラナダのやつは、残念ながらランク外となった。

ここから先は

2,581字 / 6画像
この記事のみ ¥ 100

شكرا لك!