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【愛用品リスト/2】ほぼ日手帳

大学院1年のとき(2009年)に、きっかけはあまり覚えていないがロフトでほぼ日手帳を買った。なんで買ったんだっけ。とりあえず、私の人生はいつも管理するほどのスケジュールは詰め込まれないよう初期設定がされてあるので、スケジュール管理というより日記帳としての役割を重視して購入した気がする。

もちろん、その1冊目の手帳を買ったときは、まさかその後も6年以上ずっとこの手帳を使い続けることになるとは思っていなかったのだが、なんやかんやで2016年も、ほぼ日手帳で毎日日記を書いている。ちなみに、カバーは2012年から使っていて、これが3代目だ。来年のものは、アンリークイールの革のやつに買い換えようかなとかも考えている。

2016年で、もう7冊目のほぼ日手帳になるわけだが、もう何年もずっとこれに日記を書いているので、今更ほかのものに変えると頭の中身が変わってしまうんじゃないかという気すらする。自分しか読まない日記だから、いいことも悪いことも、かっこいいことも恥ずかしいことも書いてある。たまに昔の手帳の日記を読むと、面白くて声に出して笑ってしまう。先日、2014年の日記を読み返していたら、太い黒のサインペンで「同調圧力死すべし!同調圧力死すべし!」と力強く書いてあって、めっちゃ笑った。前後の文脈が書いていないので、何があったのか覚えていない。過去の私は常に未来の私を楽しませようというサービス精神にあふれていて、本当に読み返していて飽きない。そしてめっちゃ笑う(他人にこの姿はお見せできない)。

しかし、不思議なのは、私はほぼ日手帳を6年以上愛用しているけれど、ほぼ日刊イトイ新聞は全然読まない。話題になったものがあれば読むけれど、実は毎回「ふーん」という感想をいだくだけで特に感心もしない。糸井重里さんにも、ほとんど興味がない。一方で、ほぼ日刊イトイ新聞や糸井重里さんをリスペクトしている人は、必ずしもほぼ日手帳を使っているわけではない(使っていない人のほうが多い気がする)。ほぼ日刊イトイ新聞の読者とほぼ日手帳の愛用者は、層が重なっていない気がする。はてさて。

ちなみに、あなたが紙の手帳を愛用できるかできないかを一瞬で判断できるポイントがあるので、最後にそれを書いて終わりにしよう。「自分の字が好きか否か」、これである。客観的に見て綺麗とか汚いとかはあまり関係なく、あくまで主観で考えてみてほしい。私は自分の字がわりと好きで、習字やってた人みたいに綺麗な字ではないが、あっさりとしていて読みやすい字を書くと思っている。自分の字がわりと好きだから、このご時勢に何年も、しこしこと紙の手帳に手書きの日記を書いていられるのである。

شكرا لك!