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【愛用品リスト/6】H&F BELX ルイボスティー

「愛用品リスト」を100まで書くぞ、愛用品について思いの丈を綴るぞ、と意気込んで2016年1月に作ったこのマガジン。に、2016年かよ。それで今回が【愛用品リスト/6】ってことは、私に愛用品なんてものはほぼ存在しないとバレましたね。しかし、バレているのになお更新しようとするその根性だけは褒めてほしい。

ところで、自慢ではないが、私の体型は痩せ型である。

「自慢ではないが」というのは、謙遜でも枕詞でもなくマジだ。なんというか、スタイルのいい美しい痩せ体型ではなくて、病的なガリガリ体型なのである。水商売のバイトをしていたときお店のお客さんによく言われたのは「拒食症なの?」だ。拒食症ではなく、もちろん過食症で食べたものを吐いているわけでもなく、生まれつき病的にガリガリなの。ちなみに生まれつきなのは、消化機能の強さでなくて胃の大きさね。痩せの大食いなのではなく、痩せの少食ね。少食は、胃が小さいのと消化機能が弱いのとで、無理してダイエットしているわけではなく自然とそうならざるを得ないわけ。

そして、胃が小さい私の体は、少ないキャパシティの中でどうにか栄養をたくさん取り込もうと画策したのだろうか。味覚がおかしな方向に発達し、気が付いたら会う人皆がぎょっとする激甘党に成長してしまった。ここ日本では私の甘党っぷりはマイノリティであり、アルゼンチンや中東に行くと、「ああ、ここが私の居場所……!」と心から感じる。アルゼンチン人はコーヒーを飲むとき砂糖のスティックを3本くらい入れるのが普通だし、ヨルダンでは底がドロッドロになるくらい砂糖を入れてコーヒーや紅茶を飲むことがよくあるからだ。そうよね! 本来、コーヒーや紅茶ってやつはそうやって飲むものなのよ。そんなことないですか??? 私、間違ってない。味覚がグローバルなだけ。

そういうわけで、味覚的な好みとしては、私は砂糖ドロッドロ状態を好む。ただ、これがあまり体によろしくないことはわかっている。アルゼンチン人や中東の人は糖尿病にならんのか? と思っていたら、アルゼンチン人はともかく中東の人に糖尿病は多いらしい。私の祖母(日本人)もまた、糖尿病であった……もうこの世を去りましたが。甘いものに生き、甘いものに死ぬ家系。

なぜアルゼンチン人の糖尿病率が低いのか? というと、一説によると「マテ茶を飲んでるから」らしい。マテ茶か〜。マテ茶、けっこう好きだけど、スーパーとかでさっと買える感じじゃないから日本ではちょっとね。まあAmazonで買えばいいんだけどさ。

ちなみに、アルゼンチンで飲まれているマテ茶のビジュアルはこんな感じだ。マグカップ(マテ壺)に茶葉を突っ込み、お湯を注ぎ、茶こしのようにポコポコ穴が空いているストローでそれを飲む。ストローを茶こしにしてしまうという、素人にはできない逆転の発想である。お茶が冷めにくいというメリットがあるが、いつまでもクソ熱いというデメリットがある。

そこで……というわけでは全然ないのだが、私がここ1年くらい常飲しているのが、マテ茶と同じく糖尿病予防の効果があるらしい、ルイボスティーである。ネットで効果効能を拾い読みするとマテ茶のほうがルイボスティーの3倍くらいすごい(???)気がするので妥協した感が否めないが、ルイボスティー、美味しいんだよねー。昼に砂糖ドロッドロのコーヒーを飲んでも、夜にこれを飲めばリセットだよ。もちろん身体的な効果の話ではなく、あくまで心理的な罪悪感の話ね。渋谷ヒカリエにルイボスティーの専門店であるH&F BELXが入っているので、散々試飲しては、ここでおうちで飲むルイボスティーをいつも買っている。そう、試飲。H&F BELX、ほぼ全種類を試飲できる素晴らしい仕組み。

ちなみに、私がいちばん気に入っていて、絶対に欠かさないようにしているのがバニラフレーバー(中央)だ。あとは、オレンジシナモン(左)もわりと美味しかった記憶がある。というか、これを書くために開いたH&F BELXのサイトで、私は初めてルイボスティーが発酵させられていると知りました。グリーンルイボスティーは発酵させられていないのね。

1日の飲み物、本当は「水」がいちばんいいのかなーって気もする。モデルとかがよく言ってる「1日2L」みたいなやつ。あと白湯。いや、わかるんだけど、わかるんだけどね、私はやっぱりなんか味がついてて欲しいんだよね。そういうわけでルイボスティーですよ。カフェインを入れたいときは紅茶かコーヒーで、入れたくないときはルイボスティー。

【愛用品リスト】マガジンの次回更新は、未定である。




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