ブラック企業よりもヤバい!自爆営業、横領、自殺……日本郵政のキケンな病理
――今年も年賀状の販売が始まったが、新年の挨拶はメールやLINEで済ませようとしている読者も多いだろう。そんな時代にもかかわらず、日本郵便の社員がノルマ達成のために年賀状を自腹で買い取る“自爆営業”が近年取り沙汰されている。さらに、ヤバい話はそれだけではないようだ。民営化から7年がたった今、日本郵政グループの暗部をほじくり出したい。
■郵便事業は、もはや”お荷物”
日本郵便
売上高:2兆7739億円(14年3月期)
純利益:329億円(同)
総資産:4兆8017億円(同)
社員数:約19万7000人
郵便事業、国際・国内物流事業を行うほか、ゆうちょ銀行、かんぽ生命の窓口業務の代行、不動産業、物販業などを行う。「小さい郵便局で窓口に立つのは、だいたい非正規社員。正規社員は、外回りをしてかんぽ生命の営業するなどの仕事が多い。かんぽ生命は営業をがんばればがんばるほど成果が上がるけど、年賀状なんてがんばったところでたかが知れてるでしょ。会社は、郵便事業は切り離してほしいというのがホンネ」(日本郵便社員)
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