大成建設やZ会、家庭教師のトライ……オリジナル作品も登場 広告業界が熱望するアニメCMがなかなか普及しない裏事情とは?――ジブリ崩壊とアニメ業界再編【3】

――アニメ業界のビジネスモデルが、限界を迎えている中で、そんなアニメ制作に熱視線を送っているのが広告業界だ。CMオリジナル作品も徐々に増えつつある中で、新しい市場は生み出されるのか?

Z会のCMとして放送されている『クロスロード』。新海誠の美しい世界観が胸にくる良作で、CMであれど、目が止まってしまう。

 ジブリの制作部門休業などが話題になるにつけ、アニメ業界の中で、正しくお金が回っていない状況が、改めて透けて見えてきた。

「実際、アニメ制作会社は儲かってないと言われつつも、制作本数は増えていて、収益がバラけてしまっているのもある。一方で、実はTOKYO MXやテレビ東京などのテレビ局は意外とアニメの収益で稼いでいる。さらに、製作委員会方式が限界に来ているというのを、問題視している人もかなりいる。その理由としては、作品の権利がバラバラになったり、何を決めるのも全体の合意が必要なので意思疎通が遅く、結局グッズ化も固定化されるなど、全体的に硬直化してしまっていることが挙げられます」(広告代理店営業)

続きをみるには

残り 1,318字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?