アマゾンよりもグーグルよりも転職したい!? アダルトサイト「DMM.R18」IT技術者が語るその“魅力”

――2017年現在、会員数2700万人超、月間PV25億超、年間売り上げ1800億円超を誇るDMMグループ。その“創業の地”たるアダルトサイト「DMM.R18」のシステム内部では、どのような創意工夫がなされているのか?ベールの向こうに隠されたその実像に迫る!

日本人男子なら一度くらいはお世話になったことがあろう、「DMM.R18」のトップページ。「日本のアダルト」を網羅する。

「XVIDEOS.COM」や「pornohub」など違法系の巨大アダルト動画サイトは数あれど、日本の成人男性に一番なじみの深いアダルトサイトといえば、やはり「DMM.R18」の名を挙げる人が多いだろう。教育から金融まで扱うDMM本体の事業よろしく、アダルト動画販売に加え、美少女アダルトゲームやライブチャット、電子書籍に定額見放題の「サブスクリプション」と、さまざまなサービスを展開し、“エロの総合商社”として名高い「DMM.R18」。膨大なユーザを抱えるアダルト動画プラットフォームであり、アダルト系ECサイトとして他の追随を許さない同サイトの“すごさ”を、IT業界関係者の言からひもといてみよう。

「技術者としてすごいなと思うのは、対応しているデバイスの多さですかね」。そう語るのは、現在VRシステムを開発するIT企業に勤めるA氏。「AndroidやiOSはもちろん、PlaystationやPlayStaion VITAといったゲーム機、さらにはKindleやAppleTVにChromecastなど、現在使われている動画再生デバイスのほぼすべてに対応するアプリを提供。さらには、Oculus GearVRやPlaystation VRなど、最先端技術であるVRにも触手を伸ばし、4KのVR動画を再生できるハイエンド機HTC ViveやOculus Riftにまで対応してる。ある意味YouTubeよりすごいんじゃないですか。モノづくり支援プラットフォーム『DMM.make』を展開するDMMならでは、という感じでしょうか」

 DMMは、“VR元年”と呼ばれた2016年11月、他サービスに先駆けて有料VR動画の配信サービスを開始したが、実はそれよりも以前、VR技術が一般化する前から独自VRコンテンツを手がけていたという。そのため、VRにおける撮影方法のノウハウをいち早く蓄積、一部ビデオメーカーへの撮影アドバイスさえ提供しているとか。NHKが8Kコンテンツを自慢している、そのはるか先を行っているのだ。

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