製作費は破格の平均2万円――お笑いと動画配信の親和性! チョコプラが作る“実験場”

――今やテレビで見ない日はないんじゃないか級の人気を誇るお笑いコンビ・チョコレートプラネット。これだけのテレビ露出があるのに、彼らのYouTubeチャンネル「チョコレートプラネット チャンネル」での動画配信は積極的、かつ継続的に行っている。その理由とバイタリティ、引いては芸人における配信の醍醐味を問うてみた。

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(写真/宇佐美 亮)

――現在(2月5日時点)約86万人の登録者数を抱えるYouTubeチャンネル「チョコレートプラネット チャンネル」。17年に公開された「クイズショー」のネタ動画からスタートし、コンスタントに更新している。しかも、DVDなどに収録されている過去のネタをチャンネルにアップするだけではなく、新たに制作したオリジナルの動画である。テレビで見ない日はないんじゃないか級に多忙を極めているのに、そのバイタリティは、まさに恐れ入るレベル。そんな2人に「芸人と動画配信」のあれやこれやを直撃。

――そもそもYouTubeで「チョコレートプラネット チャンネル」始めた経緯から教えてください。

長田庄平(以下、長田) 僕らのDVDに収録されている動画が違法にアップされていて、しかも再生回数がいい感じに伸びていることが腑に落ちなかったんで、だったら僕らがオフィシャルのチャンネルを作ってアップすれば収益も入ってくるだろう、ってことで始めました。あとはテレビ局でネタのオーディションをやることがあるんですけど、何本もネタを見せるためには、その本数分の衣装や小道具を持参しなくちゃいけない。それが難しいんで、「ネタをチャンネルにアップしておく」っていう使い方もしてます。そのおかげでディレクターさんとかから「YouTubeで見たんですけど」って連絡をもらえたり、こっちから「YouTubeで公開してます」って伝えることもできるんで、結果的にオーディションに行く時間も省けてるんですよね。

――そういったオフィシャルのチャンネルを開設している吉本興業の諸先輩方もいますが、チェックはしていますか?

長田 (オリエンタルラジオ)中田(敦彦)さんのチャンネルはめちゃくちゃ見てますね。教養系のチャンネルが好きなんですよ。あとは水槽を作ってるだけの動画や癒し系の動画とか。

松尾駿(以下、松尾) 僕は誰のも見てないです。

――それは自分たちのチャンネルのコンテンツを作る上で、余計な先入観を持たないように?

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