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(禁)雑誌ガイド【2017年4月号第1特集】

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2017年3月の記事一覧

セットで10万円超のプレミアも! 堀北真希は価格下落!?ファンクラブ会報の世界

――雑誌は雑誌でも、限られた者にしか閲覧できないもののひとつに「ファンクラブ会報」がある。ファンのみが知るその世界について、アイドルグッズ専門店に聞いた。

1986年4月に亡くなったアイドル、岡田有希子のファンクラブ会報「YUKIKO」第3号。手作り感あふれるデザインである。(写真提供/カルチャーステーション)

 こちらの記事ではジャニーズ系雑誌の知られざる世界をひもといたが、ここでは女性アイ

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ウェブには出ないジャニタレだからこそできる…のか? 愛されNo.1はA.B.C-Z!アイドル誌トンチキ企画を愛でる

――「Myojo」「WiNK UP」「ポポロ」「POTATO」「duet」、若きジャニーズアイドルが毎月大挙して出演する5大アイドル誌は、実はジャニーズアイドルを好き勝手いじり倒す企画が目白押しだ。ジャニオタ/非ジャニオタ双方の目から見ても引っかかる“トンチキ”企画をピックアップ!

「Myojo」2017年3月号(集英社)

「頓痴気【とん-ちき】──とんま。まぬけ。人をからかい、ののしっていう

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ジャニタレにとって、いじられることは愛の証である! グループ別、雑誌でトンチキさせられ度採点表

――「Myojo」「WiNK UP」「ポポロ」「POTATO」「duet」5誌の1年分から、本誌編集部が独自に“トンチキさせられ度”を採点してみた。非ジャニオタには知られざる世界を、刮目して見よ!

■Hey! Say! JUMP
[トンチキさせられ度]★★★

【症例1】「麗しのEDEN ~神話の国から舞い降りた美しき神々」(「ポポロ」16年8月号)

編集部の欲望ダダ漏れぶりに定評のある「ポポ

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小保方、きゃりぱみゅ、ラブドール…意外なアノ人の意外な文才! 読み飛ばし厳禁! マニアが選ぶ雑誌連載8選

――こちらの記事で紹介した連載の詳細を紹介

■クイーン・オブ・自分語り
【1】「婦人公論」『「あの日」からの記録』小保方晴子

理研を退職した14年12月から書き続けた日記を連載する、というコンセプト。第1回(17年1月24日号)は連載開始までの2週間を掲載した特別編となっており、「今は栄養療法による治療に取り組んでいる。この一ヶ月で食事もかなり食べられるようになって、一日中寝込むこともなくなっ

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雑誌の真髄は連載に宿る! 「JUNON」から「月刊むし」まで――知られざるタブー破りな連載企画をウォッチする!

――雑誌の顔といったら、「表紙」と「特集」だというのが普通だろう。だが、実は雑誌の真髄は、連載にこそ宿るのではないか――。そんな仮定のもと、雑誌ウォッチャーやメディア論研究者たちから、知られざるヤバい/面白い/タブー破りな連載をピックアップ!

「JUNON」2017年05月号(主婦と生活社)

 あなたが雑誌を買う動機はなんだろうか? 「週刊文春」(文藝春秋)などの週刊誌であればスクープによって

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モルモン教や悪魔寺院の評価は? アメリカの新宗教団体が報じたトランプ政権



宗教団体(?)「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」による、『メキシコのタマ(Ball)』のコンセプチュアル・アート

 トランプ政権が樹立し、早2カ月がたとうとしている。キリスト教右派や、WASPといった層からの支持を多く受けているが、一方でアメリカの新宗教はトランプ大統領をどう思っているのだろうか?

 ポルノ雑誌「ハスラー」のラリー・フリント氏が、トランプ氏のわいせつ立証映像に賞金1億円を

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スラップ訴訟連発でステマ記事ばかりに! ギャルによるオウム分析記事も――新宗教報道の変遷と功罪を検証

――雑誌では毎年一定数、新宗教の報道が行われているが、記事の内容は実は今も昔も切り口は変わらない。むしろ、昨今は記事の質は落ちてきたと見識者は語る。その理由とは、一体なんだろうか? ここでは新宗教の報道記事に関する40年分のデータを元に、雑誌報道の内容の変遷に斬り込んでいきたい。

引退してすぐ出版された、清水富美加の告白本。幸福の科学側の用意周到さがうかがえる。

 将来を嘱望された女優・清水富

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雑誌で報じられない非公式アイドル! アンジュエルのイベントに潜入!

 メンバー全員が「幸福の科学」信者であるアイドルユニット・アンジュエルが、初めてのイベントを開催するという情報をキャッチ。なぜか、抽選に当たった編集Kが、彼女たちの素顔を探りにいった。

写真はイメージです。

 教団施設の地下室で行われた、初めてのイベント。緊張しきりの彼女たちは、まるで普通の学生のようにも見えるが、「愛国ガールのみなみでーす!」と自己紹介したり、客から「好きな教義は?」という質

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芸能ビジネスは果たして“水物”なのか? 独立騒動で資産を売却?「レプロ」芸能ビズの危うさ

――レプロという企業の財務状況を見てみると、いくつかの関連企業や本間社長が役員を務める企業が散見できる。中でも、電子雑誌を中心に扱うブランジスタは業界のお歴々が集う上場企業だ。では、こうした関連企業を持つ企業としてレプロの芸能ビジネスとは、いかなるものなのだろうか?

 政財界で顔が広い幻冬舎の見城徹社長、かつて創業社長としては最年少で東証一部上場を果たしたネクシィーズの近藤太香巳社長、芸能界の“

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元所属タレントは見た! 本間社長は人情派? レプロのちょっとイイ話

 こちらの記事では芸能関係者への取材からレプロを見てきたが、実際に所属していたタレントらは、騒動をどう見ているのだろうか? 彼らに話を聞いた。

本間憲Twitterより

「私が所属していた頃は、『芸能一部』『芸能二部』『モデル部』と分かれており、一部は新垣結衣さん、長谷川京子さんら、いわゆる看板の人たち。下に二部、モデル部があり、二部で結果を残せば一部に昇格できるというシステムでしたね。もちろ

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能年玲奈、清水富美加、連続した独立騒動の内幕! 芸能界の“ドン”を継ぐ者――ファッション誌と「レプロ」

――芸能界のみならず、あらゆるニュース、情報番組でも取り沙汰された清水富美加の出家騒動。彼女が所属していた芸能プロ「レプロエンタテインメント」における待遇には、多くの批判が集まったが、問題の根底は果たしてどこにあるのだろうか?

(絵/黒木仁史・vision track)

 芸能界に大きな衝撃を与えた、若手人気女優・清水富美加の出家騒動。NHK朝ドラや映画主演など、女優として順調にキャリアを積ん

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トランスジェンダー、クラシカルヌード…etc. 日本では見られない! 尖りすぎた海外ファッション誌の中身とは

――こちらの記事で紹介した雑誌のゴージャス&ヌーディな中身を見てみよう。

■ランキンによるゴージャスな新雑誌
【1】『HUNGER』

かつて日本版もあった「DAZED」を91年に創刊した、イギリスの写真家ランキン。すでにキャリアのある彼が新たに生み出したのが、この雑誌。最新号の表紙を飾ったモデルのウィニー・ハーロウは“まだら肌”で知られる。
12年創刊/イギリス/6.95ポンド(約970円)

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クロエ・セヴィニーのアソコに海老が! モデルのヌード写真は当たり前!? 海外ファッション誌の最“尖”端

【こちらの記事とご一緒にご覧ください】

――欧米のファッション誌というと、「VOGUE」や「ELLE」といったモード誌を思い浮かべる読者もいるだろう。だが海外では今、そうした雑誌では味わえない尖った写真や記事が炸裂するファッション誌が増殖中!? ロンドン在住のアートライターが、現地のインディ雑誌を中心に渉猟し、その最新動向をレポート。

「MARFA JOURNAL」3号では、女優クロエ・セヴィ

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ムックビジネス、ウェブ化も頭打ちの中で…dマガで億単位の売り上げも!? 低迷中雑誌業界の救世主は誰だ?

――低迷続く雑誌業界だが、いつまでも嘆いてばかりはいられない。各社新しい収入源として、ついにウェブ展開に本腰を入れ始めている。そして現在のところ、定額制電子雑誌読み放題サービス「dマガジン」が売り上げを補填するメディアとして、注目を集めている。混迷続くこのサバイバルレースで生き残るのはどこだ!?

渡辺直美が宣伝するdマガジンのCM。サイゾーも取り上げて欲しいです !(切実)

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