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#06 スケッチって大切?

前回の記事はこちら

こんにちは。Cytrusです。

いろいろなえらい人が、「デッサンやクロッキーは
イラストを描くうえでとても大切だからとにかくやろう」
という話をしていますが、なんで大切なの?と
思っている方もいるかと思います。

今回は、Cytrusが考える絵を描くうえで
デッサンやクロッキーはどれくらい必要なのか

を解説します。


実際どれくらい役に立つの?


結論を言えば、「やっておいて損はない」です。

そりゃあそうだろうという話なのですが、
クロッキーというものは、イラストをはじめたての時期に
すぐ役に立つ、というものではないのです。

よく、デザインやイラストの学校の授業にはデッサンや
人体クロッキーが基本授業としてあります。

それはなぜかというと、「基礎画力」というイラストを描くよりも
前の段階の能力を養うためです。

「基礎画力」とは?

基礎画力とは、デッサン力やものを観る能力、質感表現、物や人の自然な形を把握することなど様々ですが、
イラストやデザイン、漫画などの業界ごとに必要な項目が違ってきます。

イラストを描く人に特に求められる基礎画力は、
「リアリティ」と「想像力」だと私は思います。

もちろん、基礎がわからないまま応用はできません。

ですが、私たちのようなデジタルでイラストを
はじめてみる人のための塾がありますので、
「デジタルイラスト」のみのジャンルに絞ってお話をしてみましょう。


デジタルツールでまずは補おう

昨今のデジタルイラストツールには、便利な機能がたくさんあります。

CLIP STUDIOでは、3Dのデッサン人形が無料で使えます。
可動域も問題なく、有用性が高いです。

CLIP STUDIO PAINTのデッサン人形(男性)

基本的な人体は、3Dのマネキンでポーズをつくってトレースする。
手や足は実際に自分でポーズをとって、その写真をトレースする。

#03でもお話しましたが、トレースも立派な勉強法です。

初心者のうちは、ツールでカバーできるところはして、
まずは一枚のイラストを完成させることが大切です。

ただ、現在の技術ででカバーができないものがリアリティです。
服や金属の質感、腕が曲がっている服のしわ、自然な表情などなど。

これらは、ある程度の仕組みや知識、そして描画力が
必要になってきます。

ここで、クロッキーに手を出してみましょう。
ある程度描けるようになってきたキャラクターの描画力が
ぐっと上がるはずです。

必要なことだけ楽しく学ぼう!


クロッキーやデッサンをやっていると、
どこか義務感が強く「やらなきゃ」となりがちです。

しかし、普通の勉強と同じで楽しく学べていないと
頭には入らないものです。

その知識が必要になったときや、クロッキーが楽しくなってきた
頃に練習すればいいと、Cytrusは思います。

そして、その練習が知識となって、やがて想像する力になってくれます。

まずは楽しくイラストを描き続けて、
上手に描きたい箇所を練習して積み重ねていくのが
一番苦がない成長への近道だと思っています!

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