見出し画像

【逆噴射小説大賞ライナーノーツ】あえてのアウェイ

今年も無事に1本目を書き終わった。

逆噴射小説大賞2022。
書き出しの800字だけで応募できる、ある意味気軽なコンテスト。
だからといってなめちゃいけない。
足す、引く、さらす、煮詰める。
ああ美味しい、もっと食べたいと思わせるような、ほどよい800字に仕上げるには老舗あんこを作るみたいに手間のかかる作業が必要。

10月8日に告知に気がついて、練り練りしながら1本目。
今年も完全アウェイ! その精神がパルプ!
勘違いでも別にいい。解釈は自由。
育児ファンタジーという、共感者ゼロの作品は『母は強し』がテーマ。
育児は、異世界で未知の巨人と暮らすようなもの、というイメージから話が膨らんだ。
まあ、保育も教育もあるけれど、乳児の育児は経験していない。だからある意味未知の世界。
孤軍奮闘した母の気持ちが少しだけわかって、書いてて楽しかった。

もうちょっと話を動かしたかったけど、母の頑張りは削れなかったのでしょうがない。
お助け猫ちゃんかわいいねだけでも癒されるし、乳も出たし、イケメンもいるしで、わたし的には大満足の800字になった。

何度も味見して出来た口の中のやけどが残っているうちに、次のあんこを練りたいと思っているものの。
はたしてうまくいくかどうか。

ちなみに参加したのはこちら。
開催ありがとうございます。
今年もお世話になります。

参加作品1本目はこちら。
『救世主ドルミー』
母と乳児と猫のお話。

#逆噴射小説大賞2022ライナーノーツ