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画像生成AIを利用した風景イラストのワークフロー
こんにちは、Cyphiaです。今回は画像生成AIをワークフローに取り入れるための実験的な作品制作を行ったので、それを紹介します。
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Fig . 2に示した作業工程を文章で説明すると以下のようになります。
1.ラフ
ラフを描きます。今回は紙と鉛筆で描きましたが普段はラフもデジタルで描くことが多いです。
2.PCへ取り込み
スマホのカメラでラフを撮影しPCへ取り込みます。扱いやすくするためにトリミングと色調補正などを行いました。
3-a.カラーラフ
取り込んだラフにざっくりと色を塗ります。
4-a.生成AIによるimage to image
カラーラフをimage to image(以下i2i)のinputとして使い、画像を生成します。出力結果をもとにプロンプトや条件を改良し、自分のイメージに合った画像が得られるまで試行錯誤します。今回は最終出力までに22枚かかりました。
3-b.合成用カラーラフ
今回は水面にビルのような構造物の反射を入れたかったのでそのためのカラーラフを描きました。
4-b.生成AIによるi2i(合成用)
3-bで作成したカラーラフをinputとして使いi2iによる画像生成を行います。この工程では最終出力までに7枚かかりました。
5.合成
工程3~4のa, bで作成した画像を合成します。aをベースとして、bを上下反転・パースに合わせて変形したものをちょうどいい不透明度で合成します。
6.加筆修正・色調補正
最終工程として加筆修正と色調補正を行います。今回は主に雲と水面の波、そして波による屈折効果を表現するために加筆を行い、その過程で様々な箇所に修正を行いました。そして最後に全体の色調を補正したら完成です。
以上が作業工程のすべてです。今回は実験的な取り組みであり主に省力化を重視した方法を採用しましたが、絵の内容によってはより煩雑な方法が必要になりそうです。
というわけで今回の記事は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました!