GOODー善き人ー
国文学が専門の大学教授にして小説家。家庭的な人物で認知症になった親への愛を忘れない。ユダヤ人の友人を持ち高学歴で性格もいい知識人。しかし、様々なつり合いからナチに入党。彼の大学教授という影響力をナチに用いられてゆく。彼自身もそれに矛盾を抱えつつ喜びを得てしまう。彼はどっぷりと体制に身を浸し、ユダヤ人の友人と関係がこじれてゆく。その中、アンという学生と恋に落ち不倫に至る。ゲッベルスの矛盾のようにナチ党の限界が醸し出される。彼らもまた、あらゆる関係で善良な市民があのホロコートを起こした一因を思わせる演劇。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？