『荒地』を愛でる「火の説教」 6

But at my back from time to time I hear
The sound of horns and motors, which shall bring
Sweeney to Mrs. Porter in the spring.
O the moon shone bright on Mrs. Porter
And on her daughter
They wash their feet in soda water
Et, O ces voix d'enfants, chantant dans la coupole!

https://poetry.hix05.com/Eliot/eliot09.sermon-2.html#google_vignette

ところが今は僕のうしろの方で時々自転車や
角笛の警笛の音がきこえるが
これはスウィーニイという俗物を泉に沐浴するポータの細君のところへつれ出すのだ。
おお月がポータの細君と
その娘の上に輝いた
ソーダ水の中で彼等は足を洗った。
おおそれから円天井の寺院で歌う少年唱歌隊の声だ

荒地 https://amzn.asia/d/5ndT4sZ

でも背後でときどき聞こえるのは
警笛とエンジンの音、それは春になると
スウィーニーをポーター夫人のもとへ連れてくるだろう。
おぉ、月が照らしたポーター夫人
娘の美人
ソーダで足を洗うよ 二人
そして、おお、あの子供たちの声、歌っているよ ドームの中で!

http://www.shumpu.com/portfolio/727/

 今回の箇所は、注が付いている。
 しかし、その参照先に不案内である。
 専門家はそれをくみとるのだろうが、そこまでやる気はない。
 最後の文はフランス語。それも不案内。
 
 二人の訳がかなり違っている。
 やはり、滝沢訳と原文を見ると直訳の良さがあるが
 原文のニュアンスは、西脇訳なのかもしれない。
 関係代名詞をどう捉えるかなんだと思うが
 英語も不案内。

 ちょっとづつ挙げていくので参考にして下さい。


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