パトス(つぶやき、まとめ)

私の作歌方法は、大体、タネ本があって、そこにある
言葉、イメージ、あるいは文体や修辞を取り込むためにやっている。
だから自ずとパスティーシュなってしまう。
まだ、そのタネがあるから芽を出しているから
まだまだ、若手寄りの中堅なのだと思う。
勉強させてもらってます。【1】

その私に死ぬまでタネを与える本が
聖書である。
だから、一生かけてこの本から言葉をもらい
また、変わることのない恩恵の内に
キリスト教徒としても歌人としても
もっと聖書に向き合いたいと思っている。【2】

難解歌とはよく言うけど
「分からない」は作者には帰さないだろう
読めない読者に問題の大半があるように思える
それは言葉と意味ならば辞書や検索でなんとかなる
しかし、分からないのは「感覚」なのだ
それも具体的で一回性のときに身体的な感覚だ
あるいはそれを前提にする信仰や思想や哲学だ【3】

一次資料が大事。

ということを忘れてはならない。

ちなみに翻訳された聖書は一次資料である。
必ずしもヘブライ語ギリシャ語が分からなくても
日本語でいいのだ。
助かる。【4】

ある一つのタネ本が、考古学的な比較神話的な話をしていて
全然、読めなかったが、いきなり
JEDPが出てきてグッと心がとらえられる。
浅学だが、旧約聖書専攻としてこれこれとなっている。
我慢して読んでよかったと思っている。
インプット!【5】

カインとアベルの話と
スサノオが高天原で暴れに暴れて、地に降りる時に、
女神を殺して体から五穀が出てくるというのと
メタファー的に似ている。
何よりも「殺す」というのが神話の中で比較的早い段階で記述されるのは
人間は根本的に殺人、神殺し(父殺し•母殺し)をするということだろう。【6】

冷笑って弱者のマウントなんだよね。
下げて笑うことで差を埋めなければならない。
冷笑は防御反応だ。
何か恐れていると対象を冷笑して下げなければならない。
隣のその人は簡単にこの罪をしている。
という私がしている罪だ。
悔い改めます。【7】

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