『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017) ほとんどの人物が実名のままの実話
〈結末や核心に関する記述あり〉
2013年にアリゾナ州で起きたヤーネルヒル・ファイアを描いた実話であり、エリック・マーシュ(ジョシュ・ブローリン)、デュエイン・スタインブリンク (ジェフ・ブリッジス)、アマンダ・マーシュ(ジェニファー・コネリー)、マーヴェル・スタインブリンク(アンディ・マクダウェル)などほとんどの人物が実名のままとなっている。
グラナイト・マウンテン・ホットショットと呼ばれる消防隊20名のうち、見張りとして別行動していた一人を除き19人が全滅した。2001年9月11日の同時多発テロ以降では消防士の犠牲が最も多い事故となった。
終盤のヤーネルヒル火災までは人間ドラマが続く。ほとんどのアメリカ人は結末を知っていて視聴するわけだが、淡々とした演出で大げさな音楽もないところが好感が持てる。
キャストにカート・ラッセルがいないのが残念だが、若いころはカッコつけ男の印象があったジェフ・ブリッジスは本当に良い俳優になった。
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