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ここだけ30年前のヒットチャート(1994.07.19)

今から30年前のオリコンシングルチャート。父親がレンタルCD屋で借りてきたシングルをカセットテープにダビングして、それをラジカセ、カーステレオで繰り返し聴いていた当時9歳。
では今週もさっそく見ていきましょう。

1 Rusty Nail  X JAPAN
2 innocent world  Mr.Children
3 瞳そらさないで  DEEN
4 世界が終るまでは・・・  WANDS
5 Boy Meets Girl  trf
6 空と君のあいだに  中島みゆき
7 Survival dAnce~no no cry more~  trf
8 ライブがはねたら  NOKKO
9 恋してムーチョ  TUBE
10 純愛ラプソディ  竹内まりや

X JAPANの『Rusty Nail』が初登場1位。田舎の良家育ち(笑)の自分にとって、彼らはまったく正反対に位置していると思っていたバンドでしたね。上に毎回書いてる導入のカセットテープにもX JAPANは『Tears』くらいだったかな。まあ父親の趣味じゃなかったってことですね笑
なので、後世このように広く影響を与え続けている状況になかなかコミットできない自分がいるわけですが、そこで食わず嫌いをせずに食べてみるのがこのnoteの良いところ。聴いてみましょう。

オーソドックスなエイトビートに80'sオルタナのギター(hideすごいすね)。カッコいい。

《どれだけ涙を流せば
 貴方を忘れられるだろう》

と歌われるサビは反語的に解釈されて、さらに《貴方》を指すものはもしかしたら《バブル景気》かもしれない、と考え出したら結構ワクワクしてきました。
不景気という言葉と実生活にはおそらくまだ乖離があった1994年において、バブルが後景に伏していく様を描いた曲、と捉えてみるのもまた自由ですね。


そして、圏外15位に織田裕二『Over the Trouble』が初登場。本人主演のドラマ『お金がない!』の主題歌でした。

贅沢なホーン・セクション、ハネるドラム、織田裕二の緩やかに伸びるヴォーカル、そして物理的な意味で痛々しい歌詞。ドラマの世界観にバッチリ合ってて小中学校の頃の夕方の再放送は毎回かじりつくように見てました。

意外だったのが、これ作詞が織田裕二じゃなくて康珍化なんですね。初めて知りました。

気になる曲があったらぜひ聴いてみてください。
てはまた。