なぜ有田焼が売れないのか?

こんにちは。

よく聞かれることにお答えします。

有田焼の販売サポートをしているというお話をすると必ず聞かれるのがこのことば。

「なぜ、有田焼は売れないのか?」

みんな、有田焼は売れないと思っているんですねwww

私は売れているし、売れないことはないと思っています。

だからこそこの仕事を選んだんですが。

なんと比べて売れるとするのか?

いつと比べて売れると思うのか?

それにもよります。


有田焼全体としての売り上げは

組合を通して販売された金額では

1990年の240億円がピークとされ

現在はその十分の一以下だそうです。

ただ、そのころとは何もかもが違います。

まだまだ購買意欲のある時代

将来は成長するものと信じてやまない時代

そして今は

モノがあふれ

安ければ売れる時代は終わり

納得しなければ物は買わず

将来は何もしなければ下降していくしかない

不安にあふれた時代に

今までと同じ方法でモノが売れるわけがありません。


今ではあたりまですが

ECでの陶磁器の販売は無理だといわれていました。

私が知っている百貨店のバイヤーも

「ネットで焼物は売れない」

と言い切っていました。


でもそうでしょうか?

以前勤めていた窯元では

ECサイトでちゃんと毎月、売り上げていました。

友人の会社ではECサイトと実店舗同じくらいに売り上げがあるといいます。

また他産地の焼物もネットでよく売れています。

なのにもかかわらずなぜネットで焼物は売れないと言い切るのか?


それは「自分たちのECサイトでは売れない」だけなのです。


確かに焼物はネットで売りにくい商材ではあります。

でも売れないわけではありません。


ちゃんと広告費を使い

情報発信をし続ければ

誰かの琴線に触れるかもしない。


それをせずに売れないとは怠慢です。


春の有田陶器市でネットでも焼物が売れることが

証明されました。

でもめっちゃ売れたのは一部の店舗のみです。

そのほかの店舗ではあまり売れていないところもあります。

それでも売れた!とおっしゃっていました。

私のお客様のところでは

春の陶器市に向けてサイトを作り

1週間で50万ほど売れたそうです。

0から50万円だといいと思いませんか?


これは有田だからかもしれません。

陶器市中止、だけどネットで陶器市をします。

といろんなメディアが取り上げてくれ

広告費を使わなくても情報発信ができました。

これはすごいことなんです。

そのことに気が付いていますか?

何にもしなくて売れるわけがないんです。

何か仕掛けをしないと売れません。


それだけは言えます。


何もせずに売れた時代は終わりました。

ECサイトを作りもせず

情報発信もせず

今の時代に合わないことばかりしても

売れるはずがない。

同じことをしていても下降するばかりです。

30年以上前の成功体験にしがみついているから

有田焼は売れないのです。


行動しましょう。

時代を見なければなりません。

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