見出し画像

メタジェン社主催の腸内デザインサロンにCEOの沢井が登壇

サイキンソーとメタジェンは、2023年11月に資本業務提携を締結しました。それに伴い、メタジェンが運営する腸内デザイン共創プロジェクトにおいて、2024年1月に開催された「腸内デザインサロン」にCEOの沢井が登壇し、メタジェン社CEOの福田様、CTOの山田様とオンライン上でトークセッションを行いました。

今回はその様子をご紹介します!
なぜ、競合のメタジェン社と資本提携を結ぶことになったのか、両社代表の赤裸々なコメントもまとめていますので、ぜひ最後までご確認ください。


イベント概要

2024年1月26日に、メタジェン社主催の「腸内デザインサロン」に弊社CEOの沢井が登壇しました。
本イベントは、下記の3部制となっており、沢井は第一部の『メタジェンはなぜ競合と組むのか?腸内環境情報を活用したヘルスケア市場の今後に迫る!』に登壇し、メタジェン社CEOの福田様、CTOの山田様とオンライン上のトークセッションを行いました。

<イベント内容>
第一部 『メタジェンはなぜ競合と組むのか?腸内環境情報を活用したヘルスケア市場の今後に迫る!』
第二部 『メタジェン研究者と学ぶ!腸内環境を「見て」実践する腸活!』
第三部 参画企業プレゼンツ!『The Challenge Story』

左上:メタジェン社 CEO 福田様、右上:メタジェン社 CTO 山田様、中央:サイキンソー CEO 沢井

サイキンソーとメタジェンの出会い

サイキンソーとメタジェンは、2023年11月に資本業務提携を締結しましたが、世間一般からみると、同業界で同じ腸内細菌を生業にした “ ライバル ” 関係にあるように見えます。

今回の業務提携に至る前までに、どんな経緯で2社が出会ったのか?
イベントでは " 出会いのストーリー " も語られました。

(山田さん)
沢井さん、メタジェンとの出会いは覚えていますか?

(沢井)
はい!覚えています。2015年だったかな、メタジェンさんが大学で腸内環境解析の講師をされていたときに出会ったのを覚えています。当社の副社長、竹田と私の2人でその講演を聞きに行っていたんですよね。

(福田さん)
そうでしたよね。ちょうど大学の近くのカフェでお話をしたのを覚えています。
懐かしいな~。

なぜ競合同士が手を取ることになったのか

(山田さん)
そこからご縁がスタートしましたよね。今回の業務提携に至った背景をまずは、沢井さんに伺ってもいいでしょうか。

(沢井)
メタジェンさんとは、これまでも様々な場面で連携をさせていただくことがあり、その中でサイキンソーが描いている未来とメタジェンさんが描いている未来は、一致している部分が多いのでは?と思う瞬間が多かったんですよね。

これから私たちは、できるだけ多くの人に腸内フローラ検査を通して、個別最適化された解を提供していきたいと考えていましたので、メタジェンさんと組むことで、そのスピード感を一気にあげていけると感じていました。

また、ビジネスをするうえでは利益もあげていく必要がありますよね。メタジェンさんと組むことで成長のスピード感をあげ、ユーザーを増やし市場を一気に広げ、実利も確実に得ていきたいと思い今回の業務提携に至りました。

(山田さん)
福田さんはどうでしょうか。

(福田さん)
そうですね。メタジェンでは100年年表というのを作っていて、【創立から100年後に全人類の病気をゼロにする】という目標があります。そのゴールを達成するために手前では、【2065年までに全人類が腸内フローラ検査を受ける状態を作る】というマイルストーンを置いています。2065年の目標達成まで、残り40年ちょっとなのですが、まだまだ道半ばです。

沢井さんもおっしゃっていたように、スピード感がすごく重要だと感じていました。
【100年後に、全人類の病気をゼロにする】というビジョンを達成するためには、狭い領域で競合争いをしている時間はないと思っています。そう考えた時に、「競争よりも共創を大事にしたい」と感じ、サイキンソーさんと組まない選択肢はないと心が決まりました。

(山田さん)
このパートは、参加者さんからも沢山質問をいただいているので、もう少し掘り下げてもいいでしょうか。
「競合と取り組むには社内の説得が必須だと思います。ぜひノウハウを教えてください」と質問を頂いています。リアルな問題だと思いますが、実際にサイキンソーさんでは、資本提携にあたって社内で反発の声などはありましたか?そういった声とどのように向き合ったかも教えてください。

(沢井)
一部ネガティブな反応もありましたね。サイキンソーでは、自社で研究も行っているので、研究分野が強いメタジェンさんと組むことで、「もう自社で研究はしなくなるのかな・・・」と不安に思っている社員もいました。そういった不安の声があることも理解をしたうえで、メタジェンさんと組むことでどんな目的を達成したいのかを丁寧に説明していきましたね。

(福田さん)
そうですよね。同じ領域でビジネスをしているからこそ、被りはあるけれどその被りを超えた全体のビジョンがもっと大きくなること、その達成までのスピード感がもっと早くなることの方が重要だと思います。沢井さんもおっしゃっていたように、何のために手を組むのか目的に立ち返って説明をし続けることが大事ですよね。

今後の両社の展望

(山田さん)
それでは最後に、以前のサロンで議論した「腸内デザイン市場ロードマップ」ワークから出てきたキーワードを見ながら、今後の事業連携においてどんなキーワードに注目するか、そしてそこからどんな展望を描いているかを教えてください。

(沢井)
気になるワードは「ユーザーのWill」ですね。
ユーザーが知りたいこと、求めていることを起点に、プロダクトで得られる体験を作り、ひとり一人に合わせたソリューションを展開していく、ということをやっていきたいです。

冒頭でもお伝えしましたが、サイキンソーは、できるだけ多くの人に腸内フローラ検査を通して、個別最適化された解を提供していきたいと考えています。

だからこそ、ユーザーが求めているWillをしっかり追及していきたいです。

(福田さん)
私も沢井さんと近いことを考えていますが、一番気になるワードとしては「腸の見える化」ですね。ユーザーのWillを知り、体験を作り、個別最適化されたソリューションを行うというプロセスの一番最初として、「腸の見える化」を文化にする必要があると思います。

腸を見える状態にすることができないと、そのあとのプロセスは進みませんので、まずは「腸の見える化」に注力していきたいと思っています。

大盛況で幕を閉じた「腸内デザインサロン」。
資本提携を結んだ背景や理由、両社が描く未来についても詳細にお話をいただきました。

沢井もイベント内で話していましたが、メタジェンの皆さんの ” 腸内細菌への愛 ” や  ” 事業への本気度” にサイキンソーも、沢山のパワーと刺激をいただく時間となりました。
今後も両社の力を合わせて、目指すべきビジョンを達成できるよう邁進していきましょう!

それでは次回のnoteもお楽しみに。