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新潟、おかわり!

6月に新潟を走ってから、新潟にハマりつつあります。
・食べるものが美味しい。
・お酒も美味しい。
・景色が綺麗。
・海、山、島、それぞれにリーチしやすく、探索しがいがある
・東京から行きやすい(新幹線で2時間)。
ふつーに考えて魅力的。

前回食べられなかったものや、行くことで知った新しい魅力に触れたい!
と思い、再び新潟に行ってきました。


雪国魚沼GCRで行こう!

雪国魚沼GCRの「GCR」とは「Golden cycle root」の略。
魚沼市が地域おこしの一環として取り組み始めた事業だそうです。
魚沼といえばコシヒカリが有名ですが、田園地帯を駆け抜けるルートは、まさに「黄金の自転車道」と言っていいでしょう。
そんな走りたいに決まってるじゃん!

そこで今回は、
・越後湯沢まで新幹線で移動
・そこから魚沼GCRを通って新潟市へ
という、およそ130kmを走る計画を立てました。

今回のルート

午前7時半、越後湯沢駅に到着。天気はほぼ晴れ。
電光掲示板に表示されている気温は13℃。
なかなか涼しく、快適!

上越新幹線・越後湯沢駅
これ。これである!
 うろこ雲最高!

うん、まぁ、もう刈り入れは済んでるよね。10月初旬だもんね。
知ってた。

黄金の自転車道を走れなかったのは残念ですが、9月はまだ暑かったし、うろこ雲が広がる空の下、一仕事終えた田園地帯をのんびり走るのは、なんともいえず爽快です。

これだ! これなのだ!(楽しい)

魚沼でおにぎりを食べたいー!

今回、楽しみにしていたのが「魚沼で新米のおにぎり」を食べること。
ルート上に有名なおにぎり屋さんがあるのがわかったので、まずはそこを目指しました。

うおぬま倉友農園おにぎり屋さん
開店40分前ですでに待機列が!

9時開店のお店に、40分前に着いてしまいました。
急ぐ旅でもないし、待つか〜とも思ったのですが、駐車場に次々と車が入ってきます。
あれ? と思って店の脇に移動すると、すでに立派な待機列が!

開店まで40分+並ぶ時間を考えると、さすがに待てないと思い、離脱することにしました。
おにぎり屋さんはほかにもあるぜ!(多分)

横断歩道前にある「とまれ」の表示がかわいい
いろんなバージョンがある!(このほか「ひまわり」もあった)

1時間半ほど走って、魚沼市市街地に到着。時間はまだ10時…。
いかん、このままではおにぎりを食べる前に魚沼市を通過してしまう!
と焦ったのですが、ちょうど10時に開店するお店を見つけました。

魚沼市小出魚市場に併設されたアンテナショップ「いちば屋」
おにぎりラインナップ。ぐぅ、どれも魅力的!(あと安い)
たらこ、葉唐辛子、すじこをチョイス。あと海鮮汁

この店でよかった! おにぎり、おいしー!!!
すみません、いう間でもないですが、めちゃくちゃ美味しいです。
お米の粒が大きくて、一粒一粒がしっかりしている感じ。
もちろん固いというわけではなく、しっとり柔らかく、そして噛み締めるほどに甘い…。
1個のボリュームはわりと大きめでしたが、するするお腹に消えて行きました。
うめー。魚沼の本気のおにぎり、うめー。

こちらの「いちば屋」さん、おにぎりのほかにも地場産の食材を扱っていて、気になるものがいっぱい。
また来たい! ほかのメニューも食べたい!!

心臓破りのコスモス園

魚沼GCRは魚沼市の地域おこしなので、本来ならぐるっと周遊するのが望ましいと思うのですが、私は通過するだけ…。
もう少し滞在したいと思い、上原コスモス園に行ってみることにしました。

「広大な高原一面に色鮮やかなコスモスが咲き誇る絶景スポット。市内が一望でき、遠くには権現堂山・越後三山の雄大なパノラマが広がっています」

魚沼市観光サイトより引用

坂、きっつ!!!!!!!!!

うかつ…子供のころから「書いてあることをよく見ましょう」と注意されていたのですが、うん、ね、「高原」って書いてあるね。

いやいや、これでも伊豆の峠越えをNO着地で成し遂げた身。
燃えろ、俺の小宇宙(コスモ)! 震えるぞ、大腿直筋!
何度も「もう帰ろうか…」と挫けかけましたが、なんとか頂上まで到着。
さぁ、出迎えてくれたまえ、コスモスたち!

おわってました〜(出オチ感)

お察し案件だったかもしれませんが、満開の時期が終わってました。
今年はとくに暑かったですもんね〜💦

バスで見学に来ていたお姉さま方が「残念だねぇ。満開だったら極楽のようだったろうねぇ。残念だねぇ…」と残念がっていたのが、にんともかんとも、「そうだよねぇ…」という気持ちにさせられました。
大丈夫だよ、元気でまた来年おいでよ!

9月下旬がギリだったかな〜
それでも咲いていたコスモスは綺麗でした

道の駅とちおで油揚げ食べ比べ

魚沼市に別れを告げ、国道290号線を北上。
一路、新潟市を目指しますが、その前に立ち塞がるのが「石峠」…。
高低差は340m前後と大したことないのですが、上原コスコス園で力を使い果たした脚にはなかなかきつい行程でした。

石峠トンネル前にあった案内板
きついときには歌を歌ってがんばります!
「なにが君の幸せ〜!!!」

峠を超えたあとは基本下り坂でらくちん。
下った先に、油揚げで有名な栃尾市の道の駅があったので寄ってみることにしました。

道の駅R290とちお(手振れててすみません)
たこ焼き感覚で油揚げの屋台がある。そしてすごい並んでる
食堂のメニューが魅力的。油揚定食食べたい。
イベントで巨大・栃尾揚げを揚げてた
栃尾市のゆるキャラ「あぶらげんしん」。推せる!!
栃尾市の油揚げ屋さんの食べ比べコーナー(イベント限定の催し)
100円で1皿=2個選べました。

14店の油揚げを食べ比べできる催しがやっていたのですが、全部食べると夜ご飯に支障が出かねないので4つで我慢…。
どこのもウマいっ!!!

とくに写真右上のやつがみっちり感があって美味しかったです。
けど、どこのお店のかわからなくなっちゃったんだよなぁ💦
もしわかる方がいたら教えてください!(本気プリーズ)

お尻がギブアップ!

しばしの休息を経て、再びライド・オン。
ですが、100km走ったあたりでお尻が悲鳴を上げて来ました。
やばい、このままだと擦りむける…。

いつもはレーパン(レーシングパンツ:接地面にジェルパッドが入ってる)を履いて走るのですが、今回は「大丈夫じゃね?」と根拠なく普通のスポーツタイツで来たのもよくありませんでした。

翌日に障りがあってもなんなので、潔く途中でギブアップ。
残り工程30kmを残し、東三条から輪行することにしました。
とほほ。

信越本線 東三条駅
ふふふ、電車に乗る楽しみもあるのだよ!(それが輪行のよいところ)

舐めててごめん!

1時間ほど電車に揺られ、新潟駅へ。
そのまま宿にチェックインし、若干早めに夕食へと向かいました…が!

いやー、舐めてました。
教えてもらった「美味しいお店」は、
1. 予約でいっぱい
2. 定休日
3. 移転してて場所がわからない
…と、全滅! ほんとごめんなさい。

お店の雰囲気見てから決めたいなぁ〜とぬるく考えてた自分のバカ!
ほんと、新潟で行きたいお店がある人は、絶対に事前に予約しましょう。
良い店ないかなーとしばらく彷徨ったのですが、良さげな店は
1. 18時の時点ですでに満席
2. 予約でいっぱい
…でした。

彷徨う最中に見つけた忠犬タマ公の像。
猟師に飼われていたタマは、2度に渡って飼い主を雪崩から救ったそうです。
えらい!
たどり着いた店でいただいた筋子とたらこ
栃尾揚げ
昼食べたものと同じもの食べてることにあとで気づいた
(好きなんですぅ)

なんとか入れた店も、スーパーウルトラ繁盛していて、酒も肴も美味しかったのですが、てんてこ舞している店員さんに申し訳なくて、早々に退散。
(あの人数の料理を1人で作ってるのすごかった。若い人だったけど相当できる人だった)

繰り返しますが、新潟で行きたい店は事前に予約していきましょう。
それが店と客、双方が幸せになれる道!

萬代橋から望む市街地
魚卵と油揚げだけではさすがに足りず、コンビニで買ったご当地ランチパック
(おいしかった)

おさかな天国!

新潟旅、2日目。
これまた行こうと思っていたお寿司屋さんに「予約でいっぱい」でフラれ、もともと来るつもりでいた「万代島鮮魚センター」で朝ごはんをいただくことにしました。
(お寿司屋さんでも食べて、鮮魚センターでも食べるつもりでいた)

2日目は曇り空。ぎりぎり降らない感じ
万代島鮮魚センター(9時開店)
牡蠣焼いてるー!
魚も焼いてるー!(しかも安い!)
ネタが厚い! 新鮮! パック寿司のクオリティじゃない
焼き牡蠣。美味すぎてちょっと泣いた
間違いない! 食べて応援!

万代島鮮魚センターは、鮮魚のほか寿司、お惣菜、乾物なども大充実。
魚好きで新潟に来たなら、寄らない選択肢はない! といっても過言ではないでしょう。
今回はこのあと燕・三条市に行くし、帰るまでに5時間以上、間が開くので涙を飲んで我慢しましたが、本当は書いたいものが山盛りありました。
(乾物だけ買った)

バスセンターの黄色いカレー

初日の夜が控えめだったので、まだ食べても大丈夫っしょ! お寿司は別腹だし! ってことで、バスセンターの黄色いカレーを食べに来ました。

バスセンターの黄色いカレーとは、言ってみれば「立ち食い蕎麦屋の昔ながらのカレー」なのですが、これだけ有名なのは、新潟の人にとってソウルフードなのかもしれません。

ほとんどの人がカレーを頼んでました
こちらは「ミニ」ですが、ふつーにボリュームあります(このほか普通と大盛りがあります)

前の晩に食べたランチパックも美味しいと思ったのですが、こちらのカレー、美味しい!
普通と言えば普通なのですが、スパイス…というか「カレー粉」がすごい効いてます。
家庭的でもなく、給食的でもなく、そうそうこれぞお蕎麦屋さんのカレー。
なるほど、これだけ人が並ぶのも納得の味でした。
これ好きだ…。

燕三条地場産センターで銅マグを買う

お腹も膨れたことで、旅も終盤。燕・三条に向かいます。

燕市・三条市は金属加工業が盛んな街で、道の駅「燕三条地場産センター」ではまさしく「地場産」の、主に調理道具・食器が展示・販売されており、自分用のお土産を以前から買いに行きたいと思っていたのでした。

燕市と三条市は別の市のはずですが、公式に「燕三条」とまとめられちゃうの巻
けど中では「別なんやで!」と主張も忘れない
商品を見ているだけでも楽しいぃぃぃぃ!
おろし金も進化しているのだよ!(ザクとは違うのだとザクとは!)
欲しいよねぇ、銅の羽釜! これでコシヒカリ炊きてぇ…

こちらは自分用にビール用のミニタンブラーを買いました。
これ、一生ものです。
もちろん100円ショップでもタンブラーは買えます。
それも大事に使えば一生使えるかもしれません。

けど、そうじゃないんですよね。
持ったときに感じる適度な重量感。質感。温度。
「いいもの使ってる」という感じが、なんともこう、いい気分にさせてくれるんです。

燕三条地場産センターはそんな「職人魂」が感じられる場所でした。
料理好き、美味しいもの好きの方におすすめの道の駅です!

米だけじゃないぜ、新潟!

ところで新潟は「米どころ」だけでなく「豆どころ」でもあること、ご存知ですか?
私も前回、新潟に来るまで知らなかったのですが、大豆の生産量が多いようなのですね。

ご当地醤油が多い。そしてご当地納豆が多い。
スーパーに行くと、その「多さ」に驚かされると共に、楽しくなってきます。

こんなのとか
こんなのとか
こんなのとか
こんなの!

とくに「山ノ下納豆」はちょっとしたブランドになっているようで、前の晩に寄った居酒屋さんでも、「山ノ下納豆使用」と謳っていました。

〆のラーメン

いよいよ新潟滞在も残り僅かとなってきました。
時間は14時。そろそろ10時に食べたバスセンターのカレーも消化し、お昼にラーメンを食べても許されるはずです(誰に?)

前回のレポートでも触れましたが、新潟には5大ラーメンというものがあり、燕・三条市には「背脂ラーメン」というご当地ラーメンがあるのです。

有名店を探して行く…というのは体力的にも、残された時間的にも難しく、道の駅を出てすぐ目の前にある「らーめん勝」さんで、今回の旅最後の食事をいただくことにしました。

けどね、これがアタリだったんです!

らーめん勝さん
燕背脂ラーメンののぼり
らーめん勝さんのスタンダードな「中華そば」

個人の好みとしてはあっさりしたラーメンが好きで、「背脂かぁ」と内心思っていたのですが、

ぜんぜんおいしい!!!!!!

濃い目(ほぼ黒)のスープに背脂が浮かび、うどん? と思うほど太い麺。
これは濃いだろ〜と思ったのですが、意外にすっきり系。
朝から食べ過ぎかな…と思っていましたが、すんなり食べ切ってしまいました。
いやぁ、これ、明日も食べたいなぁ。

またくるぜ新潟!

今回もまた足りない部分もありましたが、2度目の新潟、堪能しました。
楽しかった!

燕三条駅から新幹線で東京へ
新幹線E7系、まじかっこいい
自分用に買ったビアミニタンブラー
ほんと逸品。買ってよかった!
新潟のスーパーで買った栃尾揚げと納豆
納豆を挟んで焼いた栃尾揚げと、道の駅とちおで買っただし醤油

新潟に感じる不思議な雰囲気。
まだ2回目ですが、それって「自立感」なんじゃないかなぁ…なんて思ったりしました。

なんと言うか「外から来るのは別にいいけど、そこに頼ってないから!」みたいなものを、今回の旅で感じたんですよね。

はい、自分でも何言ってるのかわかりません。ごめんなさい。

私が感じている新潟県の魅力がそこにあるのかどうかはわかりません。
けど、近いうちにまた来たい。また走りたい。
そんな熾火のような思いが、胸のなかにあります。

また来るぜ、新潟!

おわり。



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