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ロング号(ロングテールバイク)改造記 3

 ロング号改造記を続けていこう。
 まず、バラバラにする。

次に塗装を剥離する。

 ここからいよいよ「磨き」に入る。
 剥離する際についた傷、元々ついていた傷を荒い番手の布ヤスリで消していく。布ヤスリをかける方向にはルールがあって、それぞれのパイプの短い方向に向かってかけていく。
 目指すのはヘアライン加工。
 本当の「磨き」は鏡面仕上げを目指すことらしい。鏡面になると2週間に一度くらいピカールという研磨剤で磨かないと鏡面が維持できない。
 ロング号は通勤に使うため、使われ方としては荒っぽい。鏡面仕上げはあきらめるとした(とても根気が続かないという理由が大きい)。

ひたすら籠って磨く

 長時間フレームを磨いていると何をしているのか分からなくなってくる。最初に書いたように塗装にしておけば、とっくに終わっているかもしれない。剥離を始めた時から、「磨き」の作業が続くことは分かっていることだ。普段やり慣れないことをするのだからと体も痛む。この作業で右手が腱鞘炎になってしまった。
 籠って磨いていると出来栄えが分からない。たまに外で陽の光にあててみないと分からないのだ。
 こうやって約半日を2回、籠って磨いて、外で確認して、を繰り返してやっと合格をもらうことができた。

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