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【Tokyo #Day1】kintone SIGNPOST解説セッション!kintone設計・構築の勘所とは?

みなさん、こんにちは!サイボウズ 倉林です。
この記事ではCybozu Days Day1 に公開するkintone SIGNPOST(キントーン サインポスト)について一足先に紹介いたします!

みなさんは、kintoneで業務改善をする時にこんな事を感じることはありませんか?

事例と同じようにやってみたけど、イマイチ効果が出てないなぁ・・・
kintoneを使って業務システムを構築してみたけどイマイチしっくりこないな・・・
kintoneって自由度が高すぎて、やりたいことが上手く整理できない!伝わらない!

そんな時、kintone SIGNPOSTが役に立つかもしれません。
kintone SIGNPOSTとは「kintoneで継続的な業務改善をするための道しるべ」です。44のパターンと呼ばれるコツと、そのパターンに紐づくパターン実践ガイドから構成されています。

Cybozu Days kintone SIGNPOSTセッションでは、具体的な内容や活用シーンを制作者が解説します。ぜひCybozu Days現地にお越しください!(Cybozu Days会場内のサイボウズ商店でも何かあるかも???)

■kintoneを使った業務改善の流れ全体を網羅しています。

kintoneを使った業務改善を上手く進めるためには『なんでもあり』では無く『コツ』があります。そのコツを知っているか否かで、kintoneを効果的に使うことに大きく影響します。そしてそのコツは、経験者の頭の中に入っていたり、部分的にWebに公開されていたりします。

その「kintoneを効果的に使うためのコツ」を経験者のインタビューや事例記事から抽出し体系的・網羅的にまとめたものがkintone SIGNPOSTです!

全体像

このイラストの通り、kintone SIGNPOSTにはアプリを設計・構築するときのコツだけではなく、開発前に業務の目的を見つめ直すコツ、構築したアプリを安全にリリースししっかり現場に定着させるときのコツなども含まれるので、kintoneを使った業務改善の流れ全体を網羅していることが分かるはずです。
また、kintoneを使った業務改善は1回実施して終わりではなく、継続的に繰り返すことでkintoneの効果をさらに引き出すことができます。

このようにkintoneを使った業務改善を6つのステップに体系的に整理しており、そのステップごとにパターンと呼ばれるコンテンツが割り当てられています。
さらに、kintoneを使いこなすために「kintone概念理解」というステップを最初に設けています。kintoneに慣れている方も慣れていない方もぜひこのステップのパターンもしっかり読むことをオススメします!

■kintone SIGNPOSTのパターンをいくつかか紹介します。

パターンには「ある状況」と「その時に起こり得る問題」、そして「その問題を解決するアイデア」と「アイデアを実行した時に期待できる結果」という4つの情報が記述されていて、その一連の情報に名前がついています。そしてパターンには象徴的なイラストがついています。このnoteではそのパターンを2つほど紹介します。

1)パターン名:基本機能から考える

基本機能から考える

【状況】
組織内で使う業務システムを、kintoneを使ってどのように構築するか検討している。

【問題】
業務システムで実現したいことのイメージが先行してしまい、カスタマイズ開発の要件が複雑になってしまう。

【解決】
まずはkintoneの基本機能やプラグインで実現できる方法がないかを検証する。

【結果】
一度冷静になって見つめ直すことによって、本当に必要な開発かどうかを見極めることができる。また、業務要件を柔軟に捉えることができれば基本機能や既存のプラグインによって要件を実現できる場合も大いにあり得る。これにより、無駄な開発期間や開発コストをかけずに自分たちの組織にあったkintoneの導入に近づくことができる。

2)パターン名:小さなリリース単位

小さなリリース単位

【状況】
kintoneで構築中の複数のアプリを全て同時にリリースしようと考えている。

【問題】
一度にたくさんの業務アプリをリリースすると、現場ユーザーからのフィードバック対応や不具合対応が膨大になってしまい、対応しきれない可能性がある。

【解決】
業務アプリのリリースは、小さい単位で提供する。

【結果】
現場ユーザーは日々の業務を一度に大きく変更するのではなく、小さい単位で業務アプリを使い始めれば良いので、比較的容易に新しい業務アプリに慣れる事ができる。また、現場ユーザーをサポートするIT部門の負担も平準化できるだろう。

【小さなリリース単位】で業務アプリを提供すると、現場ユーザーからフィードバックを早くもらうことができるので、それを活かして次にリリースする業務アプリの品質向上に役立つはずだ。たとえば「日報アプリ」のリリース後に「顧客従業員規模という項目が欲しい」というフィードバックがあれば、その項目を次にリリースするアプリに事前に組み込める。より業務にフィットしたアプリとしてリリースできるはずだ。

また業務システム全体のロードマップを提示することで、現場ユーザーの混乱も小さく抑えられるだろう。

■44個もあるパターンをどのように活用するのか?

kintone SIGNPOSTはひとつひとつが勘所ではありますが、それぞれが関係性を持ってつながっています。そのため、最初から順番に読み進めていくことでkintoneを使った継続的な業務改善の全体像を掴むことができます。また、kintoneを使った業務改善のフェーズに合わせて、今の自分に必要なコツをステップから探すこともできます。

さらに、対話を通してkintone SIGNPOSTをより深く理解し、より効果的に活用するためのワークショッププログラムを用意しています。
このワークショッププログラムとワークショップで使用するパターンカードは、Cybozu Days 会場内のサイボウズ商店にて販売します!ぜひ会場でお手にとってください!

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■最後に

kintone SIGNPOSTは、サイボウズメンバーが勝手に考えて作り上げたコンテンツではなく、kintone経験者へのたくさんのインタビュー、数々の事例記事の内容、kintone hiveの登壇内容から抽出した内容をまとめたコンテンツです。私たちだけでは完成することはできませんでした。ご協力頂いたみなさまに、この場を借りてお礼申し上げます。

そんな多くの方のノウハウを、Cybozu Daysに来てぜひ肌で感じてください!会場でお会いできることを楽しみにしています!

>>参加お申し込みはこちらから