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サイボウズ、本気で採用活動するってよ


こんにちは、サイボウズ開発本部長の佐藤 鉄平 (@teppeis) です。

勉強会などで社外のエンジニアと話していると、
「サイボウズって採用してたんですか?」
みたいに言われてしまうことがありました。

こりゃいかん、もっと積極的に活動してかないとなー、ということで、今年から開発本部内にも採用チームを設立し、この note を立ち上げて情報発信していくことにしました。

最初の投稿である今回は、サイボウズはなぜ採用したいのか?についてお伝えします。

サイボウズってどうなのよ?

サイボウズは「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念の元に、情報共有を支援する企業向けの SaaS を提供しています。主要4製品 (kintone, Garoon, Office, Mailwise) はいずれも堅調に成長し、日経コンピュータの顧客満足度調査では2年連続1位を獲得、SaaS の重要 KPI である ARR(年間経常収益)では国内上場企業トップ3に入るようです。

図表:各製品の売上推移グラフ。全製品堅調に成長している。

なんだか順風満帆、安定してて「私がやることなんてなさそうだな」なんて思いましたか?いいえ、全然そんなことないんです。(うれしいことに)チャレンジしたいことは山積みなんです。

チャレンジ1: グローバルへの挑戦

近年のサイボウズの最も大きなチャレンジは、グローバルにサイボウズ製品を広めて、世界中でチームワークあふれる社会を実現することです。現在、日本以外ではUS、APAC、中華圏を中心に販売活動を行っています。

サイボウズ グローバル展開

順調にユーザーが拡大している日本国内に比べると、海外ではサイボウズはほとんど無名。まさにチャレジャーとして、スタートアップとして取り組んでいます。特に北米市場は、同業のスタートアップの大型調達が TechCrunch を毎週のように賑わすエキサイティングな世界です。また、国内市場でもサイボウズ製品が競合するのは Microsoft、Google、Salesforce などの文字通り桁違いに巨大なグローバル企業ばかり。そういうグローバルな競合に対しても優位性のあるプロダクトを提供していくのが開発を担う私たちの使命です。

日本発でグローバルに成功した SaaS は多くはありません。そんな大きなチャレンジに、クオリティとスピードで挑める開発チームを作っていきたいと考えています。グローバルに使われる製品を作りたい人、海外で働きたい人、とにかく最高のプロダクトを作りたい人、そんなプロダクトマネージャー、デザイナー、エンジニアの皆さんにぜひ参加して欲しいです。

チャレンジ2: 新しい価値の提供 『Cybozu NEXT』

最近、社内で『Cybozu NEXT』というプロジェクトがスタートしました。これは、次世代の情報共有プラットフォームを提供するプロジェクトであり、サイボウズが次の10年で目指すべきビジョン、マイルストーンでもあります。

これまで面談などで「新サービスを立ち上げる機会はありますか?」とよく聞かれました。サイボウズは B2B という性質と、特にここ数年は kintone の展開にフォーカスしていたこともあり、ゼロイチでサービスを作る機会が少なかったのが事実でした。なので「でも、腰を据えてサービスを成長させていくのも面白いですよ!」などと返すことが多かった気がします(それはそれで本当なのですが)。

しかし、Cybozu NEXT が始まったことで、これからは新サービスを立ち上げる機会も増えていきます。このプロジェクトでは、大きなサービスをどーんと出すよりも、小さなサービスを仮説検証的に学習しながらリリースしていくことを考えています。そんなゼロイチに興味がある方にも、これまで以上にサイボウズで活躍してもらえるようになります。

そのようなサービス群を提供していくにあたり、一貫したユーザー体験を提供するためのデザインシステムのようなものも必要です。また、プラットフォームをサードパーティが拡張するための API やプラグイン、SDK のような開発者向けの体験も考える必要があります。そのようなプラットフォーム志向のデザイナーやエンジニア、プロダクトマネージャーの方々にもぜひ活躍していただきたいです。

チャレンジ3: 脱レガシーとスケーラブルな仕組み作り

サイボウズが2011年にクラウドサービスをリリースしてから10年が経過しました。それよりもっと前から提供している歴史あるアプリケーションもあります。そのため、皆様のご想像通り、開発運用の障壁になるさまざまな「レガシー」が多数存在しています。

サービスを安定的に成長させていくには、継続的な開発運用によってユーザーのニーズを満たす価値を提供し続けていく必要があります。しかし、システムのレガシー化が進むと、そのスピードが落ちたり、機能追加・改善が困難になったりする悪影響が出てしまいます。サイボウズでは、そういったレガシーを改善する活動を地道に進めている真っ最中です。

インフラでは、基盤刷新プロジェクト『Neco』 が数年がかりで活動していて、現在は新しいインフラ基盤で一部の本番サービスが稼働し始めています。

アプリケーションレイヤーでは、Webフロントエンドスタックの一新や検索基盤のリプレースなどに取り組んでいます。

その他の様々な技術的な取り組みについては Cybozu Tech をご参照ください。ブログ、スライド、イベントなどがまとまっています。

さらに、上で挙げたような新しいチャレンジをしていくためにも、データやチームがスケールするアーキテクチャや組織体制作りが必要になります。チームが増えても開発速度を落とさず、独立してリードタイム短くリリースできるように、いわゆる DevOps やマイクロサービスといった領域について、社内で勉強会をしながらこれからについて検討しています。

多数のユーザーを抱えながらのこういった改善は難易度の高いチャレンジになりますが、我こそはという腕に覚えのあるエンジニアの方にぜひ参加していただきたいと思います。

今が "Bet" のタイミング!

今年のサイボウズ社内でのスローガンは "Bet"、つまり『賭けろ!』です。

国内の既存事業が安定的に伸びているこのタイミングこそ、将来に向けてのチャレンジ、賭けに積極的に投資していこう!という意図です。

ここまで挙げたようなチャレンジがどんどんスタートする今のフェーズは、サイボウズに参加するタイミングとしても最適なのではないかと思います。ぜひ一緒に未来に "Bet" しませんか?

お待ちしています!
副業でも体験入社でもOK!
お近くのサイボウズ社員に、お気軽にご相談ください!

今回は、サイボウズのこれからの大きなチャレンジについてお伝えしました。この note では、引き続きサイボウズ開発組織のチーム、職能、プロダクト、文化、制度などなど紹介していきたいと思いますので、お楽しみに!