6月 12 | 一年で聖書を: エズラ記3-5 ; ヨハネ20

エズラ記
3:喜びの叫び声
4:中止
5:命令
ヨハネ20:信じる、赦し
#聖書  #デイリーブレッド#エズラ記
#ヨハネ

1. 神殿再建を中断に追い込んだサマリヤ人

ユダとベニヤミンの敵とはサマリヤ人のことを意味します。彼らは最初、この神殿再建工事を参加したい旨を表わしますが、ユダヤ人たちはきっばりとこれを断りました。なぜ彼らの申し出を断ったのでしょうか。いくつかの事が考えられます。
(1) サマリヤ人はユダヤ人の純粋性を失っていた
かつての北イスラエル王国はアッシリアによって滅亡しました。その際、外国からの移住者と雑婚を強いられたことで、その民族性を失ったと帰還した者たちは考えました。ユダの民たちはバビロンにおいて神のトーラーライフスタイルを回復した民たちでした。しかもそのことに熱心な者たちでした。それゆえ、当然、その神の民としての純粋性を汚すような者たちとは一諸に仕事をすることはできないと考えたのは当然のことです。

(2) サマリヤ人の魂胆を見抜いた
サマリヤ人にしてみれば、ユダの民がバビロンへの捕囚となっていた時期にエルサレム周辺はサマリヤ人にとっては既得権を得ていたと思っていたはずです。そこへ捕囚から帰還した民たちがあたかも当然自分たちの土地であるかのように神殿を再建しようとしたのですから、サマリヤ人としは面白くなかったと考えられます。したがって、最初は好意的・協力的態度をもって接近してきたとしても、ユダの民は彼らを信頼できなかったといえます。この判断はサマリヤ人の申し出が拒絶された時に明らかとなりました。つまり、拒絶されたがゆえに執拗に阻止しようという態度に出たのではなく、自分たちの真意が見破られたからと言えます。

いずれにしても、協力の申し入れを拒絶されたことで、サマリヤ人はこの工事を中断に追い込んだことは事実です。そのために最初の基礎は築いたにもかかわらず、15年間、工事が頓挫してしまったのでした。再び、再建工事に取り掛かるためには、さらなる神からの励ましが必要でした。預言者のハガイとゼカリヤはそのために遣われました

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