コイントスをして

 年の瀬だし、何か書こうかなと思って久しぶりに書く。(何も見直していないグダグダの日記です。全体的に許してくれ……一方的に許してくれ……)

 精神科の初診を数日後に控えている。予約なし診療可と書いてあったので死にかけで行ったら「初診は予約してください(1ヶ月待ち)」と言われてヘロヘロで帰ってきてから、1ヶ月経ったのである。あと数日が山場といった感じで、休日にしか飲まない酒を飲んで壁紙の模様を見ながらシクシク泣いています。

 エリクソンの発達課題だとか家庭内の子どもの役割がどうこうだとか、そういうもののフワッとした知識はある。言えることは「その形に育った人間はどんなに治療しても無知には戻れず、己の思考の癖の中で生きねばならない」ということである。無頼伝涯で「曲がった鉄の棒はどうしても真っ直ぐには戻らない」「その曲がった形が役立つこともあるだろう」という応酬があるが、良いにしろ悪いにしろ、"そう" だ。

 この10年間ちょっと実家の人間関係がブッ壊れていて、このクソアローラから出てきたオレさまは地獄の業火に灼かれながらそれでも天国に憧れてたってワケよ……(ウツロイドが助けに来てくれよ〜〜)。
 早く人間になりた〜〜いと思う一心で就活し、なんやかんや(マジでなんやかんや)で元々ボロ雑巾のような肉体をかすうどんのかすより細切れにさせてしまっている。あーあ(他人事)。
 具体的にどうなっているかというと、朝起きたのに様々な体調不良(吐き気・腹痛などなど)で平衡感覚がグワグワになって失神し無断欠勤する、食べ物の味が分からなくなる(塩昆布のしょっぱさが喉の苦しさでしか分からなくなって夜中に爆笑しちゃった)、今までやっていた日常や仕事の動作(鍵をかける・歩行するなど)を思い出せなくなる、概念を忘れる(魚売り場で「なんでこんなに物と人がたくさんあるんだここは……」と困惑する)、思いついたことをやろうと立ち上がる瞬間にもう忘れる、など様々である。ここ1ヶ月くらい日記を手書きでつけていたが、散々だった。

 ベッドの手すりを見ればネクタイで首を吊る自分の姿が思い浮かび(死ぬ気はないのに)、包丁を持てば誰かを刺しに飛び出しそうで料理を躊躇うかなりヤバい状況だが、マジで大丈夫か?
 自我が分裂しているので、今右下から生えてきた自分が「これ絶対二次創作で推しに同じことさせような。愛やから」と言ってきました。そんなんやからあんたの投稿欄は鬱と虚無ばっかなんや。

 で、病院に行ってどう煮込まれるのかは知らんが心配していることがある。それは「生活が困窮すること」である。
 病院に通ったり薬をもらったりするのには金がかかる(しかも結構高いはずだ)し、休職するとなれば給料が出ない。1ヶ月の休職期間が満了になると自動的に退職になってしまうらしく、そうなるとマジで無職になってしまう。しかもその状態だとおそらく働けないし求職活動もできない無職ということになるだろう。どうすんの。

 オレさまはあのクソアローラから出てきて、ここベッドタウンに住んでいるわけだが(地元は大好きです。実家で暮らすのはしばらく御免だというだけ)、それだけでも家賃とかが余分にかかることになる。実家に戻るには引っ越しとかに金がかかりすぎるし、そもそも越してきてまだ丸1年も経っていない。超大赤字だ。どっちにしろ実家に帰ったらあのクソアローラのルールにオレさまが入らなかっただけだ……オレさまを失敗作みたいに言うんじゃねえ! になっちまう。天国地獄大地獄の天国抜きかよ。ラーメン二郎一号店でもそんな頼み方しね〜〜ぞ。

 ここでクソアローラにあるオレさまの実家の事情を説明するぜ(何度も言うが地元愛は誰よりもある)。
 犬。以前日記にも書いたが今年亡くなった。オレさまがもう少し早く仕事を終わらせて駆けつけていたら死に目にあえたのではないかと未だに思っているぜ。
 姉。若くして子を2人産んだ。昔からジャイアンみたいな感じだったが、今となっては人類は皆憐れだという思想にオレさまは至っているぜ。
 母。還暦。最近持病が増えたらしいし孫(オレさまの甥姪)2人の世話も時々頼まれているらしいし大変そうだぜ。
 父。「人はいずれ死ぬ」とよく言うし家庭内の揉め事には全然首を突っ込まなかった。仕事ぶりは真面目らしく朝5時に起きて夜8時に寝るような生活をしているぜ。

 オレさまの家は一家全員癖が強く、地球人ではないことを強く自覚するほどの変人。中学生頃から「普通にならなきゃ……」と血眼で人間界のルールを頭に叩き込んで暮らし、未だに初対面で変わっていると言われるオレさまがここにいるぜ。

 架空のブッ壊しお兄さんにここまで語ってもらったが、この「普通にならなきゃ」がとんだ曲者である。
 自分は「変だ」「周囲と違っていて劣っている」と言われることにかなりの拒否感がある。それは自分の外見についても人格や能力についてもそうで、大体を「多数の人間からの評価」や数字で見返してきた。収入ゼロになるというのは、自分にとって死である。
 自分がどうのこうの言われるのは別に気にしないのだが、あのクソアローラでは家族もまとめて誹謗中傷の的になる。「あそこのおうち、お子さんが2人揃って定職にも就かずに精神科に通ってるんですって……」というやつである。田舎では精神科に通っているということへの偏見が未だに強い。せやったら米食うとるやつの何割が事件を起こしとるんや、言うてみ、ええ?
 来る敵は殴り飛ばす勢いのオレさまがこれを気にするのには理由がある。姉が昔、義母(つまり姉の配偶者の母上)に「あんたの家は全員おかしい。あんたは精神科通いで家族も変人。子どもに障害が遺伝してたらどうすんの」と言われたと泣いていた記憶があるからである。そんなん知らんし関係ないやろ。障害ある子どもはこの世に要らんのか。と憤慨しまくったのだった。ここでオレさまが "足を引っ張る" ような真似はできね〜〜ってワケよ。
 あと何となく母親がそろそろ平穏な暮らしを欲しがっているな〜〜というのをヒシヒシと感じるからというのもある。祖父母からのあんただけは大学出て就職して仕事で活躍しやという期待も感じる。過疎ファミリーなので、オレさまより若い子どもは4歳と1歳なんだぜ……。

 親の「そろそろ安心した暮らしをさせてくれ」と「何かあったら相談してくれ」はめちゃくちゃ矛盾している。困るでしょ。夜中にいきなりさ、LINE、味覚死んだ、って。情緒ガバガッバーナよこちとら。ナミダ・ドバァーナよ。
 先程10年間くらい実家が終わっていたと書いたが、その当時の母親の疲れ具合もマジだったので何とか心配をかけまいと色々我慢していたこともあった(マジで42℃の熱が出たが登校・入院レベルの胃腸炎を控えめに訴える・足首の靭帯が2本断裂したが雪道を歩いて帰るなど)。後から軽く言ったら「言ってくれたら良かったのに」とは言われたが、動けるなら気遣っちゃうやんか。こちとら中学の頃から謝罪文のプロやぞ(このこと、過去に日記で書いたっけ?)。
 オレさまのメンタルと姉のメンタルと家の壁がボコボコに終わりまくっていた頃は、シクシク泣きながら帰りたくないと後輩に駄々をこねまくり(本当にすまんかった)、家の前で自分の顔をグリングリンバシンバシン引っぱたいて何とか笑顔を作ってから家に入っていた。そりゃあしばらくは住みたくねえよ、あのクソアローラには。
 というわけで、その生活でボキボキに歪みまくり、支部で狂ったオタクくんたちにブクマされる感じのヤバ文章を投下するようになったオレさまの曲がった人格は戻らなくなっちまったってことだ。あーあ。

 今の状況を喩えるなら、賽の河原プールサイド版だ。全然喩えられてないな。できはするが苦手なバタフライで4kmタイム制限有りで泳げと言われて、何とか死にかけながら壁が見えたと思ったら馬の頭のニンジンみたいにヒョイとまた向こう岸が遠ざかる。それでまた4kmバタフライ。しかもタイム制限はさっきより厳しい。疲れているのに。それを永久に課されている気分だ。おそらく床に足はつくのに、命以外の大切なもの全てを向こう岸に人質にとられている。返してくれ。誰に言ってんの? オレさまは誰と闘ってるの? 出会いと別れを繰り返す日々の中で一体全体何を信じればいいの?
 仕方ないから、地震がめちゃくちゃ苦手なのに巨大地震被害想定の動画を観て精神をめちゃくちゃにしながら過ごしている。人類皆死ぬしな……。オレさまが無敵の人になる前に早く止まらなきゃならねえ。オレさまこそが希望の花なのに……(普段はナルシスト発言で自己肯定感を保っています)。

 余談なんすけど、他人がしぼり出した訴えを鼻で笑って否定する人間とは距離おいた方がいいっすよ。どうしても忙しくてスルーするのはまだ分かりますけど、ちょっと立ち止まって聞いたふりだけして持論を話したいがために軽く否定するような人格、意地悪い状態っすから。
 早く創らねば……心などない……新たな世界を……。


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