マガジンのカバー画像

日記

96
これもある種の備忘録。しかし書くことは忘れるためにあるのだと優しい隣人が言ったことがある。人はパンによって生きるのではない。
運営しているクリエイター

2024年6月の記事一覧

真っ黒い

日記です、これ。

先日も書いたんですけど、死への衝動は薬物投与によって形をひそめ「そうだ、死ぬにはまだ、〇〇をしなけりゃならないじゃないか」と(これは矛盾する言動だけど)本能的に計画を進めていってしまっています。

自分が死んだら、──まあ、どの状況で何らかの衝動に負けてしまうか分からないけれど──親族か管理会社の人か誰かが、居室を片付けなければならない。
賞味期限・消費期限切れのものを、とりあ

もっとみる

人間っていうのは簡単なもので、薬を飲んだら、それからすぐ体調が"普通"になれました。
強死焦燥みたいなのの襲来もなくなり、ただ「あの死の急ぎがまたいつ来るやもしれんから、家を片付け、掃除しよう。少しずつ」と、計画的に、ただ、死が、ぐるぐると、蟠り、腹の熱の治まり方を知らない幼子のように、ただ、死ななきゃなんねえのに俺って馬鹿だよな、下手くそだよな、ああもうたまんねえ、充分だよ、もう、充分。そう思っ

もっとみる