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【好事家音楽夜話】第三回 : オービタルが好き

やあ、どうもどうも、AKRです。
何気に始めてみたnoteも第三回となりますが、今回は"音楽家・AKR-FÏTW™"を形作る上で多大なる影響を受けたテクノ・ユニット"オービタル (ORBITAL) "さんの話をしてみましょうかね。
ん?
そろそろ「YMOが好き」とか来ると思った?
そこはね、まだです(笑)

さてさてオービタルと出会ったのはね、実はリアタイで91年なんですね。
いわゆる『ORBITAL (Green Album)』ってやつです。

当時日本ではポリドールのロンドン・レコードからFFRRの作品がリリースされていて、オービタルのCDもその流れで出てまして、あとはSATOSHI TOMIIEのEPなんかも発売されてましたが、まだジャンルが"TECHNO"ではなく"HOUSE"として紹介されておりました。

前回、YMO亡き後シンセポップやらEpic/Sonyのレーベル買いをしていたと話しましたが、さらにその後に出会ったのが"HOUSE"でした。
つってもALFA RECCORDSが『That's EUROBEAT』に続いて始めたコンピレーション・シリーズ『That's CLUB TRAX』というシリーズなんですけどね。

ここでテクノトロニックだのカペラだのMIG23だのと言ったやつにハマりまして、やはり打込み物が好きなとこは変わらん訳なんですが💦(苦笑)
で、そう言う流れから"HOUSE"物の新しいのが出てるってんでオービタルに行く訳です。
YMOに端を発する"テクノポップ"から"シンセポップ"なんかを聴いてた身としては、あの頃流行ってた一般的に"テクノ"と呼ばれている"ジュリアナ・テクノ"やらなんかが下品極まりなくて嫌いだった訳ですよ。
「そう言うヤツをテクノと呼ばないでくれ!」と何遍叫んだ事か(苦笑)
そう、まだその頃にはwarpやらR&Sなんかの"TECHNO"とは出会ってないのです。

な訳でまだ当時は"TECHNOの大御所"なんて冠とは無縁のオービタルに手を出し、そこから現在まで続く長い付き合いが始まるのでした。

ポールとフィルのハートノル兄弟

彼らの1stアルバムである『ORBITAL (Green Album)』は音の厚みもそんなに厚くなくとてもシンプルな作りなのにシーケンスやパッドの組み立て方が緻密に作られており、正直今聴くとチープな感じすらするのに逆にそれがとても心地良い空気感を生んでいて、未だ名盤と称されるのにも頷ける仕上がりです。
この基本路線はその後も大きくは変わらずシンプルなのにカッコいい、シンプルなのに気持ち良いと言うその部分こそが彼らの魅力なのだと思っています。
自分で曲作りをする場合はどうしても"足し算の作り方"になってしまっているもんで、見習いたいもんでございます💦

まあ、ボクの話はともかく、オービタルは2002年にはFFRRからのラスト・リリースで初のベスト・アルバムとなる『Work 1989-2002』をリリース。

その後2009年には20周年を記念した2枚組のベスト・アルバム『20』が出ました。
ちなみに、先の『Work 1989-2002』は人気曲がシングル・エディットで収録されており、オービタルを手っ取り早く聴いてみたい人向けの内容になっています。
『20』は1stから最初の解散前に出した『Blue Album』までの全キャリアの中からのセレクトでした。

最初の解散前のラスト・アルバム(笑)

もしもこれからオービタルを聴いてみようと言う人にはこちらの『20』をオススメしときます。

さて、今"最初の解散"と書きましたが、その後も彼らは何度も解散を宣言してはまた戻って来ると言う事を繰り返し今に至ります。
いや、じゃあ解散って言わなきゃ良いじゃん!…とは多分世界中のファンが思ってて毎度ツッコミ入れてると思いますが(笑)、そんなこんなありながらも遂に彼らも活動30周年を迎えまして、それを記念したニュー・アルバム『30 something』はリワーク、リモデル、リミックスなどの詰まった一大テクノ・アルバムとなっております!✨

聴き馴染みのある楽曲たちも新しく生まれ変わっており、CDは2枚組の大ボリュームで聴き応え満点でございます♫

つー訳で、オービタル大好きです!
解散何回しても良いから、死ぬまで現役で頑張ってくださいませ(笑)

いつかオービタルみたいに長く聴かれ、愛されるような曲をボクも作りたいものです。

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