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『Tour de 熊野 太地半島周回コース St3』

こんばんは、だいゆーですよ。UDでもあります。

最終日。今日で全部が決まります!!
スタート時点ではまだどんでん返しもあり得るような状況。
もちろん我々も大どんでん返し、ライアンの総合優勝、ドリューの総合ジャンプアップを狙っての動きになります。

作戦

先ずはライアンの中間スプリントポイントでのボーナスタイムゲットを狙う。
奇襲的な動きで狙っていきたい。
なので20km地点まではできれば逃げを行かせず繋げるような動きがメインになる。
そこからは逃げ切りを狙った動きにシフト。

特にライアンとドリューを乗せた逃げを行かせたい。
欲を言えばそこに、昨日パンクで遅れてしまったトマさんか、総合が遅れている元喜さん、孫崎、UDも乗っていきフォローをしたい。

あとはドリューの攻撃。
場合によっては自身の総合を失ってでも攻めてみると言っていた。

できる限りを尽くそう。

レース

天気 曇り
距離 9.8km+10.5km×10周 104.3km
出走メンバー トマ、元喜、ライアン、ドリュー、孫崎、UD

天気予報では雨。
しかし何とか降らなさそうな雲行きの中スタート!

先ず最初のミッションはライアンのボーナスタイム狙い。
20km地点(2周目のゴール地点)にあるスプリントポイントだ。

そこまでは逃げは先行させたくない。
今日もぬめ~と始まったレースだが、太地半島周回コースでは1分前後のかなりパンチのある丘があり、その手前がかなりテクニカルなことからそこへ向けての位置取り争いでバチバチする。
我々もできる限り良い位置で登れるように意識して走る。

このコースは何回か走っているから分かるが、後ろにいたらそれだけで消耗する。
中腹あたりは楽はできるが、例の丘で中切れのリスクを孕んでいる。

特に大きな逃げはできることなく2周目に突入。
UDはライアンのフォローで近くを走る。
少し位置を下げてしまっているので、ライアンが望むタイミングで引き上げられるように注意しながら時を待つ。

ゴールまで5kmほどの地点でライアンの前に入り指示を待つ。
間もなくGO!と聞こえたので一気に先頭を目指す。しかし先頭へ上がり切る前にコーナーが来てしまった。しかしそこからは彼の持ち前のテクニックでしっかり前の方へ行き孫崎と合流しているのが見える。
孫崎がリードアウトするというプランだった。
結果ボーナスタイム獲得にはならず。タラレバになるが、もう少しチームで隊列を整えて仕掛けた方が良かったかなと思った。

UDは引き上げの作業で疲弊していて、集団先頭に上がれずにいるタイミングで7-8名の逃げ切りの可能性のありそうな逃げが先行。

メンバーをしっかり確認できていなかったので分からないが総合系の選手が乗っていなかった場合にJCLは順位をキープするだけでいいので坦々とコントロールをするだけでいい。
そうなった場合にキナン的にはチャンスがあれば逆転したいので、良くない展開。
なのでキナンだけで詰めるにはキツイという状況になる前に詰める必要があると判断。
また、ライアンと話をしてブリッジの動きで動いた方が良いかというパターンも考えたが、やはり彼もチェイスした方が良いという判断だったので集団をひくことに。

まだ射程圏内と思える内に一気に詰める必要があると考え、UDの中では少し早めに牽引。
丘の区間までに差が広がりすぎないようにして、丘で一気に詰めるべくペース配分を考える。
そうこうしている内に先頭に孫崎も合流してくれて、一緒にローテーション。


丘の区間で一気にペースアップ。
が、集団から少し離れてしまった。自分達だけ先行しても意味がないので孫崎に声をかけて一旦緩める。しかしそのタイミングでアタックが始まる。
ここまでの動きも含めて一気にダメージがきて、一旦オールアウト寸前。
そうなる前にマネジメントしてじわーと遅れながら丘を登るが、キツい。

すると神の手が。元喜さんが少し押してくれて、ちょっと回復。

丘を越えてもその後のアップダウン区間がめちゃめちゃきつく、千切れそうになりながら粘り、下り区間等で全力で休んで回復。
何とか回復したと思ったタイミングで元喜さんが逃げに入る。
その追走の動きでUDの前にいる選手がアタックしたので着こうかとも思ったが、このタイミングでは逃げに2人乗せるより、総合ジャンプアップの可能性を考えて何かしらのフォローの動きがあると考えステイする。

そこからはしばらく大きな動きは無く進む。
集団はJCLのコントロールの元距離を消化。

時折登坂区間でアタックがあり苦しめられるが、何とかパスしてまた位置取りで足を使うというのを繰り返す。

逃げは一時1分程まで開く。
ドリューと話をすると、総合の可能性のある選手が一人乗っているとのことだったが、アタック等の動きでタイム差は縮まったりしているのでとりあえずは様子見。

ドリューも積極的に抜け出す動きを試みたりしているが、しっかりJCLに潰される。

そしてラスト2周。
いよいよ最終局面という所で、トマさんからドリューがパンクしたと伝えられる。
マジか、、、、ここは孫崎に集団の一番後ろで待って連れてきてと伝えた。

が、丘の前で後ろが見える区間で確認すると、思ったよりも遅れているのが見える。
これは孫崎一人かつ集団の後ろで待っているだけではきついと判断して、UDも下がる。
孫崎にはジャスチャーで下がって連れてきてと言い、UDもジワジワ下がる。そして、合流して集団を追いかける。

このタイミングでアタック合戦があったら最悪だなと考えるが、遠くに見える集団はまだ大丈夫な気はする。

しかしジワジワと牽引して下り区間に入るまでに追いつけなかったら余計に足を使うと思い、次のアップダウン区間の登り返しで一気に踏むと伝えて、集団との距離を一気に詰める。
そこから孫崎に交代して、もうひとローテーションかなと思っていたところでドリューが自ら発射してくれて集団復帰。

とりあえずは良かった。

しかし自分も孫崎も出し切ってしまい、集団に残れるような状態ではなくグルペットにてゴールを目指す。

結果的には集団ゴールで着には絡めず、総合のジャンプアップは叶わなかった。

感想

先ずは3日間応援ありがとうございました!
今回のツールド熊野は、個人的には過去のツールド熊野と比較して一番アシストとしての動きをした感覚のある三日間でした。

チームとしても凄く色々考えて、いろんなプランを実際に実行していきましたが、勝利には繋げられなかったです。

期待に応えられず申しわけない。

一旦プレッシャーからは解放されてメンタル的にも体的にも少し休めるので、ちょっと休憩して次のレースへ向けてまた調整していきます!!

3日間ありがとうございました!

ではまた。

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