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楽しく働くためのポイント その①

ブログや本を読むと、スキルを磨けば時間に縛られない生活ができ、収入も豊かになる。だから副業しよう!

という記事を見て私は正直うんざりしております。

理由としてはサラリーマンが悪というようなニュアンスに聞こえるからです。副業で独立というのは手段の一つでいいかもしれませんが、その情報があまりにも飽和しているので、私は何故勤めている会社で頑張らないのだろうか? と考える訳です。

発信している理由がネガティブすぎて嫌気が差します。

それが何故かと申し上げますと、転職に成功してサラリーマン生活が楽しくて楽しくて仕方がないからです。今回はそのポイントを1つご紹介致します。

仕事が楽しいと人生が楽しい

このマインドを軸にしているだけで、仕事でネガティブになっているときに自身を奮い立たせてくれます。

では何故このマインドが生まれて、何故持つべきなのかを、私の実体験を交えて掘り下げていきます。

私は高校生の時と専門学生のときで、約四年間マクドナルドでアルバイトしておりました。始めは時給が高い居酒屋などを探しておりましたが、なかなか雇ってもらうことはできなかったのです。

そんなときにマクドナルドなら誰でも入れるだろ。だって忙しいのに時給が低いから皆入らないんだ。人手不足なんだ。だから行ける! やってやる!

しかし、実際入店してみると吃驚するくらい、私はモノ覚えが悪いのです。家に帰ってバーガーの絵を描いて、アッセンブルの復習したりもしていました。ただ実際に現場に立つと、あまりにも忙しいのでテンパってしまうのです。そして復習したことは勿論実践できていません。ですのでお昼のピークの時間は外され、夕方の時間に一つ一つ覚えました。

できる同期と、できない私――。その同期は同じ中学校の友人でした。その同期は他のバイト経験もあったので、「大丈夫やって」と励ましてくれましたが、嬉しい反面悔しかったです。

そんな同期と比較されているので店長の次に役職が高い、正社員のマネージャーにはできない人間認定で嫌われていました。

一年経ったある日、そのマネージャーは他の店舗に異動になり、新しいマネージャーが入店しました。ここから私のマクドナルドライフは劇的に変わりました。信用されている、実力を認めてくれている、意見を取り入れて咀嚼してくれる。今思えばそのマネージャーは優しすぎて、上司向けではないかもしません――が、私にとっては仕事が楽しい!というマインドを生んでくれた最高の上司でした。

どれくらい楽しんでいたかというと「マクドのバイトは趣味みたいなもんや!」と周囲に言いふらしていました。他にはマネージャーが「やばい人が足りへん。誰か延びてくれへんか?」という要望に対し、皆は嫌がるのが当たり前でした。そんな中私は「僕やります!」と挙手をします。しかし「あかんわ! 実働8時間超えるやんけ! 労基が黙ってへん! 気持ちは嬉しいけど!」と褒め反発されました。マクドナルドはアルバイトには1分単位で時給が発生する仕組みなので、そう返ってくるのは妥当です。

ただ一つ言えることはマクドナルドに入店してよかった!

という事です。本当にめちゃくちゃ楽しいんですよ。お昼の時間に人手不足で真夏にポテト三時間とかもまあまあ地獄でしたが、4年間継続することができました。

そしてマクドナルドを卒店(円満に退職すること)し、社会人になるわけです。

小説の専門学校に通っていたので、卒業後はしばらくフリーターでした。大卒でもないので、なかなか優良な企業は見つかりません。何とか手に職をつけたいと思い、実家の近くにある印刷会社の工場で勤めることになります。

残業手当が丸々貰えるので優良企業かな? と思えば月の平均残業時間が90時間という中々の過酷さです。月の残業時間が120時間を超えたこともあります。しかし、一生勤めると決めていたので、何とかモチベーションを維持することができました。

会社に慣れて1年半後くらいのときに、夜勤をすることになりました。

ここから私は潰れ始めます。夜勤なのに定時では帰れず、一日の平均労働時間は13時間。昼→夜→昼→夜のシフトということもあり、二日以上しっかり休みを取れる日は年末年始、GW、お盆くらいで、他の日は全て1日半ほどしか休みはありませんでした。勿論有休もとれないという状況です。

残業するのは生産性が悪いからだと思われるで、先に述べておきます。

一日のスケジュールを100%こなして他の機械の仕事を手伝った。

自分の仕事を110%ほどしても、「帰るの早くない?」と営業に言われるのです。もはや12時間働くことが当たり前でした。

そう奴隷だったのです

プライベートは他の人と遊ぶ元気も無く、ひたすら脳死で趣味のゲームと寝ることだけをしており、対人コミュニケーション能力は皆無となっておりました。そして、いざ外に出ると丁寧語が下手という事と、話す内容が会社の愚痴ばかりで、ネガティブな事でした。

仕事って元々楽しいって思うものじゃなかったけ? マクドナルドでアルバイトしていたときはそう考えていたよな?

と思い出したのでした。

話すことは好きだけど、社会人として丁寧語が下手なのは致命的な弱点だと気付き、それを克服したいので営業職に就きたいと考えました。そして二年半勤めた印刷会社を退職し、webリスクコンサルティングの営業にチャレンジをしてみるのでした。

営業は数字を追いかける分、辛い部分もありますが、自分で動いてお金を動かしている実感があるのでものすごく楽しい職種でした。新規開拓がメインなので達成感もありました。奴隷の気分から解放されたのです。

ネガティブな感情の期間が長く、会社の愚痴ばかり出るときは、それは今の会社に合っていないから転職してもいいよ? というサインです。

是非このサインを参考にして下さい。

余談ではありますが、その印刷会社の工場でリーダーを勤めていた人間は、私が辞めた後に、当時のリーダーが全員退職したそうです。30代後半が一人、40代前半が一人、50代が一人。闇が深い――。

次回もポイントをご紹介するので是非ご覧ください。





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