青春時代のLUNA SEA

中学2年の夏に、LUNA SEAの「ROSIER」を聴いてからLUNA SEAのファンになった。こんなことは小学生の時の嘉門達夫以来だ。周りにLUNA SEAファンがいなかったので「俺はLUNA SEAが好きだ」と公言して、まあまあ特異な目で見られていた。とにかく曲がカッコいいからだ。LUNA SEAがテレビの音楽番組に出るとビデオに録画して何度も見返した。LUNA SEAキッカケでギターも始めた。近くの本屋でアルバム「MOTHER」のバンドスコアを手に入れた時は最高の気分だった。中3の受験の大事な時期もずっとLUNA SEAを聴いてギターを弾いてたけど、成績は悪くなかったのであまり親に言われることはなかった。中3の11月にシングル「DESIRE」が発売されるとオリコン初登場1位になった。今まで俺がLUNA SEAを好きなことをバカにしてきた奴ら全員にざまあみろという気分になって嬉しかった。高校に入ってもLUNA SEAが好きで、LUNA SEAキッカケで友達もできた。がしかし、LUNA SEAの5人は一旦活動を休止し、それぞれソロ活動をすることになった。それでもLUNA SEAが好きなのでソロで出したシングルも買った。高2の1年間はLUNA SEAの新曲が聴けることはなかったが、高3になってすぐ復活第1弾のシングル「STORM」がリリースされた。非常にLUNA SEAらしい楽曲で前よりもLUNA SEAを好きになった。がしかし、事件はこの後起こる。
次のシングルの「SHINE」だ。今までのLUNA SEAと打って変わってポップなミディアムテンポの曲は超が付くほどのLUNA SEA好きの俺には嫌悪感すら感じてしまい、「これが俺の好きなLUNA SEAなのか、、、」と絶望すら感じるほどだった。きっとこの気持ちは俺だけじゃないはずだ。さらに追い討ちをかけるように復活第3弾シングル「I FOR YOU」はドラマの主題歌にもなり、ノンタイアップで貫き通してきたLUNA SEAの良さは微塵も無くなってしまった(1995年発売の「DESIRE」は当時では貴重なノンタイアップでのオリコン1位獲得である)

「LUNA SEAのファンをやめる」

そう決めた18歳の初夏でした。
ありがとうLUNA SEA。
さようならLUNA SEA。

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