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レモン・ジンジャー・マーマレード
絶望の中に迷った君を、ひとさじのレモンジンジャーマーマレードで救えたら。
“希望という感情は絶望の後にしか現れない”、読書中そんな一文に出会った時、あるバンドが思い浮かんだ。彼らはいつも絶望と希望の間を行ったり来たりしていた。神聖かまってちゃんというバンドだ。特に、「天使じゃ地上じゃちっそく死」と、「美ちなる方へ」というこの2曲の絶望と希望のコントラストがとても綺麗で印象に残っている。自作のPVの含めて、こんなにも切実でリアルで美しい芸術を私は知らない。
レモンとジンジャーのマーマレードは、そんな2曲から思いついたもの。レモンは、キリスト教聖母マリアのシンボルであり、太陽の光をたっぷりと浴びながら育つところから「救済」のシンボルとも言われている。彼らの曲もまた、そんなレモンと同じように誰かを救済しているように思う。
爽やかなだけじゃ照れくさいから、ピリッと辛いジンジャーを加えて。お鍋の中でマーマレードがキラキラしてきたら、最後にレモンゼストを振って。「美ちなる方へ」のあのキラキラしたピアノの音を思い浮かべながら。
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