牡牛座に天王星がやって来て思うこと

ここ2週間ほど、突然自分を見失って途方に暮れてしまっていた。
本当に、自分でもどうしたの？と思うほどに自信を無くしてしまって、全くどうしたもんかという感じだったのだけれど、どうやらちょうど私が悩みはじめた頃、先月の5月16日に、7年間かけて牡羊座を旅していた天王星が牡牛座に到着したらしい。こんな事を書くと、こじつけだよと私の心の中の理系が馬鹿にしてきて恥ずかしくなるのだけど、心の拠り所を自分で見つけられて自分で立ち上がれる事は、我ながら十分立派な事だと思う。

天王星が牡牛座にやってくると、人々の「所有」についての価値が変わっていくと言われているけれど、今一番強く感じるのは、この7年間で確実にお金の価値観が変わって行くという事。偶然なのか分からないけれど、私は思い立ってお財布を5年振りに買い替えた。それも小さなカードポーチみたいなものに。きっとこの先、今ある形のお財布は無くなって行くんだろうと思う。そして、お財布自体も無くなってしまうと思う。
それから、生活必需品の物価はどんどん安くなって、上質の革を使っただけのブランド品はステータスにならないかもしれない。価値は、誰によって作られたか、とか、どういうストーリーの元に作られたのか、とか、そういう目に見えない部分に移って行くと思う。
人々の所有欲も、今では想像できないような形に変わっているかもしれない。というか、所有欲は無くなって、別の欲求を満たすためにお金を払うようになっていくんだろうと思う。

そんな未来を想像して、わくわくする一方、見えない未来をもっと鮮明に見ようとして、見えなくて、不安になってしまっていた。
こんな未来では、幸せはどこにあるんだろう。自分の価値がどんどん視覚化されて行く未来で、自分の価値が見つけられなくて落ちこぼれてしまったら。そもそも自分の価値って何なんだろう…。そんなメッセージを天王星は私に突きつけた。それが、この7年間の私のテーマなんだろう。新しい世界で、自分の価値を積み上げて行く事が。

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