プレミアム文脈

自分がひどくつまらない人間になっていることをひしひしと実感させられる。原因は分かっている。自己中心的だからだ。

自衛隊で上手くやっていけるか。金の心配。サークルの同級生がバンド組んで頑張ってるのに自分は何やってんだの虚無感。好きな女の子=あいる君がまたいなくなるんじゃという不安。様々なネガティブ感情に犯されている。
なんで俺生きてるんだよ。人生のハードルを勝手に上げて弊害が出ている。落ち着いて、こういう時は人生の目標を考えるんだ。


俺は自衛隊の訓練をやり遂げたい。
やりがいのある仕事をしたい。
無職の日々は自分を見つめ直すいい機会だったけれどもう戻りたくない。
金の心配とは無縁の日々を過ごしたい。
あいる君を守りたい。愛する人を守れるぐらい強くなりたい。

愛ってなんだよ。
そもそもなんで好きになったかって初めて見た時から好きだった。その後何回か店に通って「さん付けしなくていいよ」って言われたあたりで心の均衡がガタガタと崩れた。
困ってる人を見過ごせない性格が魅力的だったし、俺が営業で干されていた時も励ましてくれた。Twitterで病んでいた時も励ましてくれていたのを覚えている。気兼ねなく会話ができたのも大きかった。

与えてもらった分を返したいが方法が分からない。貰った好意に酔っている自分がいるのもまた気持ち悪い。

嫌いなものを考える時は切れ味が増すのに、好きなものを言語化すると自分がどれだけ無意味でつまらない人間か思い知らされてしまう。なんで俺生きてんだよ。

でも一つ言えるのはあいる君が俺に文脈を与えてくれたことだ。繋がりがあるからまだ生きられるしハリも出てくる。人を好きになるとそれだけで死ねる理由になるんだな。友達とは違う感覚だ。

皆んなと同じで立派になりたいから我流で追いかけるし、大切な人を守りたいから荒波を押し除けて生きる。これでいいんだ。

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