自分では気がつかない、自分の才能を認めてみる。

やりたいことを見つけた。「美味しい餃子が食べたい」。…久々に食欲というか、食べたいものがあっただけ良いのかもしれないけど、ちょっと違うかな。「オカマバーに行く」。(このご時世でこの名称は合ってる気がつかないし、気分を害されてしまったら申し訳ございません。)小学校5・6年の担任の先生が、阿部寛の「東大に行け!」と同じ勢いで言っていた。「なんで小学生にこんなこと言うんだろ…」とずっと心に引っかかっていた。「だからそこに行けるようになるまでは死ぬなよ。行けるようになって死にたくなったら、行った後にどうするか考えなさい。」まさかその時が来るとは…。やりたいこともないわけだし、蔓延防止期間が終わったら本当に行ってこようかな。死んだりはしないと思うけど。

やりたいことがなく本を読みはじめたわけだけど、以前から読みたいと思っていた本があったことを思い出して、読んでみることに。

「強み」と言えるものを34の資質に言語化してまとめたものが用意されており、200弱の質問に1問20秒以内に答えて出てきた上位5個の資質が自分の強み・才能であり、できないことを伸ばすことよりも、自分の強みを伸ばすことに焦点を当てて、最大限の能力を発揮しようという本である。5つの組み合わせによって資質の現れ方も違い、資質1つにつき10個の行動アイデアと3つの人の活かし方が書いてある。本一冊ごとにこの診断を受けられるプロダクトコードがついていて、実際に自分の才能を発見することができる。本自体はページ数があるように見えるが、34個の資質のうち、自分に当てはまる資質5個だけ読むこともできるから意外とあっさりと読めてしまう。

実際に受けてみた結果がこの画像。

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上位から順に「回復志向」・「慎重さ」・「コミュニケーション」・「共感性」・「達成欲」となった。1つずつ自分に当てはめながら見ていく。強みの説明を見て「印象に残る文章はどれか?」と「どの特徴を伸ばしたいか?」を考えるのも強みを活かすためのヒントらしい。

●回復志向

「回復志向という資質を持つ人は、問題を解決するのが大好きです。どこに問題があるのかを探りあて、それを解決することに長けています。持っている才能によって、あなたは、個人としてまたは専門家として人生の特定の側面を向上させることに、時間、エネルギー、取り組みを意識的に集中させます。 今まで軽視されてきたことを再活用できたときに、わくわくするような喜びを感じます。あなたは、おそらく自分のスキルや知識、プロジェクト、アイデア、計画、プロセス等を改善したり、完成させたりすることに一生懸命取り組んできているでしょう。強みによって、あなたはたやすく弱点を見つけてそれに集中します。 悪くて貧弱、 良くて平均的にしかできない物事を改善する機会を捉えます。 他の人が個人的および専門的に成長するための目標を明確にするのを手伝います。 自分や他の人の成功を阻んでいる欠点を補いたいと切に願っています。 あなたは 本能的に、人生のこの時点で自分がどの程度うまくやっているかについて、よく考えます。あなたはおそらく、さらに高いレベルに到達したいと願っています。 この先に最大の達成が待っていると感じています。 そのため、多大な時間とエネルギーを注いで自分の欠点を直そうとしています。 欠点をそのままにしておくと、今後の成功する機会を台無しにすると考えています。生まれながらにして、あなたは、変更や訂正を行うことで、自分を高める方法を常に模索しています。」

これは確かに自分に当てはまるとは思うけど、強みだとは思ってこなかった。欠点が多すぎるせいで、克服しないとスタートラインにすら立てないと思うことが多々ある。気づいたら時間を注いでる。アドバイスを求められたら明確な答えかどうかはわからないけど、できるだけ答えてあげたいと思う。職場でも職人さんからも「こんなことあったんだけどどうしよう?」と聞かれることも多いかもしれない。極めつけは「iPadのパスワード忘れたんだけどどうしよう?」だけど、それは自分にはどうしようもないからAppleに連絡してくれ。確かに、数年前に社長に「もしこうなったらどうする?」と聞かれた時にただ答えただけで、「今の受け答えでわかる。ここにいるべきじゃない。東京に来い」と言われたことがあって(確かいつかのnoteに書いたはず)、当たり前というか、自分の中では決まりきっていたことを話しただけでそう言われるのは確かに強みであって才能かもしれない。

行動のアイデアとしては、(気になったものだけ抜き出す)

・「トラブルを解決するのが楽しい」と周囲に知らせる

・自分に厳しすぎるところがある。休息をとること。

・これまで解決してきたことを生かして、この先起こることの予測に活用すること。

自分でも本当に休むのが下手だと思う。どう休めばいいのかもよくわかってないのか、休もうと思っても全然休まならない。これは改善の余地があるかもしれない。


●慎重さ

「慎重さという資質を持つ人は、決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。生まれながらにして、あなたは、人を褒めるのは、その人が表彰に値すると確信したときのみです。 お世辞を言うのはあなたの性に合いません。 正直さや誠実さがあなたらしさです。 相手の成果や貢献を認める前に、じっくり考えるようです。 おそらくあなたは、人生のある事柄に対しては、固い決意をもって、真面目にアプローチすることもあるで しょう。 そして、話したり行動したりする前には、まず考えることを好んでいるでしょう。あなたは本能的に、 物静かな人は物事を深く考えるという意味の「静かに流れる水は深い」ということわざを体現しているかもしれません。あなたの明確な先見性によって他の人が恩恵を受けることがあります。 あなたの共感的理解や鋭い洞察力は、他の人からありがたがられることがあります。」

これはnoteを読んでくれている人のほうがよくわかっていると思うけど、当たってはいるけど強みではないような気がする。ごちゃごちゃ考えすぎて自分でも嫌になった時に、とりあえず寝て一旦落ち着こうと寝てみても、夢の中でそのことを考えて結局寝た気がしないことも多々ある。「お世辞を言わない」というのは当たってる。届いてほしい時に、届いてほしい人に届かないと何の意味もない。

行動のアイデアとしては、

・他の人には見えない要素が見えるため、人が決断することを助けるといい。

・物事を決断するのに注意深い過程をたどることを説明すること。行動を躊躇して恐れていると誤解されないようにすること。

・「自分自身のことをすぐに話さなければ」と思う必要はない。大切なことを話す前に人をよく観察すること。生まれつきゆっくり友情を育むタイプで、小さな良き友人の輪に誇りを持つこと。

・全ての情報を手に入れて自分の立場を考え抜くまでは自分の意見を保留していい。起こりうるあらゆる結果を予測して、すぐに動き出したい衝動的な人のブレーキ役となる。


決断するまでにかなり時間がかかる。その決断をするべき時のために前もって考えておくこともある。noteを書きながら「こうだったかもしれない」とか、「そうじゃないな」と何度も書き直していたりもする。自分は交友関係は深く狭くのほうが合うとは思っているし、少ない(と言ったら失礼になるかもしれない)のも問題ないと思っている。ブレーキ役が他にいることを確認から衝動的に動くようにもしている。


●コミュニケーション

「コミュニケーションという資質を持つ人は、一般的に自分の考えを言葉に表すのが得意です。話術に優れ、物事を印象的に説明するのが上手です。生まれながらにして、あなたは、 ときどき、ストーリー、例、遊び心のあるいたずらで人を楽しませます。あなたはたぶん、何をどのように言うべきか、 心得ています。 なぜそうするかと言うと、 おそらく、あなたが人のいろいろな感情を意識しているからでしょう。おそらくあなたは、 他の人の考えや感情について考慮する機会を喜んでいるのでしょう。 あなたが最も会話に参加していると感じるのは、聞き役になっているときかもしれません。 あなたによる最高の貢献は、人々が話してくれたアイデアや考察を覚えていることかもしれません。 後日あなたは他の人を驚かせることがあります。 なぜなら、 相手の夢、懸念、問題、興味、視点を実によく知っているからです。 「なぜ知っているのか?」と尋ねる人もいるでしょう。 ですがあなたの答えは「ちゃんと聞いていたから」でしょう。 強みによって、あなたは 言葉によって安心感を与えることがあります。 自分の考えを無理なく言葉で表現することがあります。 自分の見識を共有できる機会があると喜びを感じます。また、人がその才能、弱み、目標、不安、または成功について話すのを聞くことも好きです。そこから本質を理解し、相手の考えや感じていることを発見できることがよくあります。 そうして、相手の考え方、学び方、働き方、遊び方、問題解決の仕方、または研究の仕方等について価値ある情報を得るでしょう。」

話術に長けてるとは思わないけど、数人で話をしていて、「あれ?通じてないな」と感じたら同じ内容を別の表現に変えて話を通じるようにするのは得意かもしれない。どちらかというと話すよりは聞いてるほうが好きだし、覚えようと思ってるわけじゃないけど、割とどうでもいいような話まで覚えていたりもする。自分の考えを話す時は、「あくまで個人的な考えで、必ずしも正しいわけでもないし、一般論にもなりえないよ」という意味で「自分は」と強調する。相手の意見とぶつかりそうになったり、真逆の時は否定にならないように、「好きじゃない」という表現を使って、「そういう考えもあっていいよね」という含みを持たせるようにしている。嫌いと言う時はよっぽどにしている。と言う割には「よっぽど」が少なくはないかもしれない。

行動のアイデアとしては

・共鳴する言葉や話を集めて、周りに話すこと。話す自分の声にも耳を傾けること。

・人前で話す時は周囲の反応を気にすること。惹きつけられている人を見つけて、惹きつけた瞬間を大事にすること。

・書くのが好きなら何かを出版し、話すのが好きなら学会で発表をすること。人と考えを共有するのが好きで、共有するのに最適な方法・媒体を見つけること。


まさにnoteはうってつけじゃないか。書きながら自分の声に耳を傾けられる。自分のしたいことは何か。自分は本当はどう感じているのか。これは続けていくべきかもしれない。


●共感性

「共感性という資質を持つ人は、自分を他人の状況に置き換えて考えることにより、他人の感情を察することができます。
あなたは本能的に、自然な衝動に駆られて質問に答えたり、難問に取り組んだり、障害を乗り越えたりするのかもしれません。 何かをしなければというその感情はあなたの心の奥底から沸きあがります。 おそらくあなたは、 自分の周囲の美しさに関する認識力をある程度示します。 ときどき、見るもの、触れるもの、聞くもの、匂うもの、味わうものの中にあるすべての美しさについて、じっくりと考えることがあります。 生まれながらにして、あなたは、 人々が本音や本心をあなたには気楽に話せることに気付いています。 人々が言葉に出さなくても、その人の気分をくみ取れることがよくあります。 あなたはおそらく、特定の瞬間に相手が何を考え、何を感じているのかが理解できます。 持っている才能によって、あなたは、壮大な夢を描く人が、あなたを信頼して革新的なアイデアを共有してくれると、とてもうれしくなります。 あなたは、考えに耳を傾けて欲しいという彼らの欲求を察知します。」

相手の気持ちがわかっても言葉が見つからない時もあるし、それに対しての自分の言動があっているかどうかもよくわかってないけど、人のことがわかるというだけでも強みと言われれば…どうなんだろう。多分人間観察で磨かれた部分もあるかもしれないけど、「この人、これがしたいのかも」と先回りするのは得意かもしれない。noteを書いていたらわかったけど、「美しさ」について考えてたわけじゃないけど、感じることについては面倒くさくなるほど考えてしまっている。大きい目標に向かって頑張っている人を見るのは好きだ。自分にできることがあればなおさら嬉しいし、何もなくても協力したくなる。


行動のアイデアとしては、

・仲間の1人が辛そうにしていたら、同僚や友人にさりげなく伝えること。

・親友や相談相手の役割を果たすこと。

・他人に感情移入しすぎて押しつぶされてしまうことがあるので、1日の終わりに「役目は終わった」という区切りをつけること。

・資質を人々が理解し合い、助け合うために使うこと。

・人の幸せは自分に幸せをもたらす。


去年一年かけて自分の幸せについて考えて、「人の幸せは自分の幸せ」に近いような結論に至ったけど、またここに来るのか。わからなくはないけど、100%納得できない。寝る前に「今日の役目は終わった」と言い聞かせると少し楽になったのは事実。


●達成欲

「達成欲という資質を持つ人は、並外れたスタミナがあり、旺盛に仕事に取り組みます。自分が多忙で生産的であることに、大きな満足感を得ます。
生まれながらにして、あなたは、 ときどき、割り当てられた仕事を終わらせるために長時間をかけることがあります。 たとえ自分が迷惑を被ることになっても、求められたことは何でも実行するはずです。 自分の体内時計によっては、 時間外や夜遅く、朝早くに仕事をするかもしれません。最もいい状態で仕事をするには、休息も必要なため、一度寝てから、いつもより1~2時間または3時間程度早く起きることもあるでしょう。 精神的、身体的な能力を最大限活用 しようとします。 強みによって、あなたは仕事に関連した学術的な課題には、かなり集中して取り組みます。 長時間、 懸命に働くことで知られています。 あなたは本能的に、何か間違ったことをしたという気持ちを味わうのを避けるため、適切で、倫理的または法的に正しく、立派な振る舞いをしようとします。 ミスをしたり、規則に反したり、信頼を損ねたり、良くない結果を生んだりすると、あなたは強く後悔します。 持っている才能によって、あなたは、 通常、目標を達成するために多大な努力や労力を振り絞ります。 自分の限界を克服し、間違いを直すことを目指しています。 さまざまな分野における知識、スキル、才能の不足を埋めようとしています。」

なぜこれが1番に来ないのか。「スタミナがある」ことと、「忙しいのに満足する」以外はその通りだと思う。まぁ、人並み以上に時間をかけないと人並み程度もできないってこともあるかもしれないけど。職人さんに「毎回始業8時なのにさ、4時に起きて6時半にここに来て仕事始めてさ、安月給で何が楽しいわけ?」と言われても、照れが勝って本当のことは言えなかったけど、目標を達成したり限界を越えるためには必要な時間だとわかっているからそうなる。やらなくていいならやりたくないのはもちろんだけど。(ここで気づくべきは、いつも6時半に来てると自分で言ったことがないのに、職人さんがそれを知っている点。本当に頭が下がる。)自分が達成したい目標に対して点数を設けた時に、目標はなんとか達成したけど、現状の自分では30点が限界だったらそれが気に食わない。最低でも90点は取りたいし、そこが自分の満足できる基準だと思う。いきなりは90点は出さないけど、次は40点、その次は50点と限界を超えていくのはかなり好きだ。だから失敗したと思うようなことがあるのがすごく嫌いだ。もちろん失敗から学ぶけど、できれば失敗せずにやりたい。「これぐらいだろ」とか「これはできないだろ」と決めつけられた時に、「やってやるよ」ってなることは自分が達成したい目標だったり、自分が本当にやりたいことなんだと思うようにしている。達成した頃には決めつけた人も自分の発言を覚えてないことがほとんどだけど。

行動アイデアとしては、

・「いつ終わるのか」を知っている必要がある。目標に到達するまでのスケジュールを把握しておくこと。

・自分のことを祝ったり表彰したりする機会を設けること。成功を認識しないで次の目標に行くことを止めること。


目標をいつまでに達成するのかという点では、「死ぬまで」とか「達成するまで」とか、とにかく長すぎて近場にゴールを置くのが下手だし、自分で自分にご褒美をあげるのもほとんどしない。目標を達成しても、「自分の中ではまだ50点じゃん」と思ったらまだまだだし、ご褒美をあげすぎて、それ目当てになってしまうのも好きじゃない。あくまで自分のためにやらなければいけない。これは悩みどころ。そういう点では「おいしい餃子が食べたい」とか「オカマバーに行く」というのは正解かもしれない。


ここまで見てきて、自分の強みを活かせる仕事には就けていると思う。知識や技術を追求しようと思えばどこまでも行けるし、止める人もいない。過去の失敗も経験として、今後の予測に使う。1〜2ヶ月先は予測しながら仕事はしなければいけないし、仕事のほとんどはたくさんの人とコミュニケーションをとって「話す」ことがメイン。常に職人さんの立場になって客先とは話をして、不可能があってはいけない。強みを知ってからは前より自分をオープンにして、思ったことは言うようになって、前より声を上げるようにもなった。

プライベートはというと、活かせそうな資質が見当たらない。というか、どう活かすべきなのかがわからない。ゆっくり考えられたらいいかもしれない。

強みを100%活かすためには、自分のバックヤードの中、人目につかないところに隠してある入口の蓋を開けるべきかもしれない。空いてしまった蓋は作り直すのが面倒くさくなって、そのままになっている。以前とは違うわけだし、少し開けたままにしておくことにした。蓋をしたら出たがるくせに、開けておくと出てこない。お互いを理解できるようになれればいいね。

周りが時を止めたり、未来の予言をしたり、相手の記憶を書き換えたりする中、自分は踊っている間だけ無音になるSPECを持っていて、SPECホルダーの闘いに食い込めない気分。当麻紗綾に召喚は絶対されなさそう。こればかりは選べない。

占いをあまり信用しない自分が、この本は信用しているわけだけど、気になったら是非読んでみてほしい。


なんかやる気が出ない時は「音楽を浴びる」ということで、UNISON SQUARE GARDENのライブ映像を見る。耳だけじゃなくて、目でも楽しむことが1番できるのはこのバンド。曲の節々にハッとさせられたり、今ほしいフレーズがある。もしなんの縛りもなくUNISON SQUARE GARDENをコピーしていいと言われたらこのプレイリストでやってみたい。

曲順はギターのカポ問題で繋ぎが悪くて曲順の変更があるかもしれないし、休憩も少ないかもしれない。これを聴けばとりあえずはなんとかやっていけそうだ。ドラムはバスケとか運動ができなくなってからゆっくりやりたいから、1人でやるなら先送りにしようと思っている。今やりたいことからは外れてしまう。

興味があればシャッフルしないで聴いてみてほしい。

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